多忙な一学期を終え、さらに新しい学級を運営してきた成果が一応出始めた一学期。
本当にお疲れ様な日々でしたね。
そんな日々ももうすぐ一段落ですね。やっと来ました小学校の夏休み!
子どもたちは休みだけど、先生たちは仕事なんです。
親御さんはそんな実情を結構知らないかもしれませんね。
教師の仕事に、ここまでやれば終わりというものはないです。子どものためにやる仕事は限りなくあるのです。
やるかやらないかの違いです。
さて、そんな忙しいばかりの先生ですが、夏休みは長く特別です。だから、夏休みに合った仕事をして、しっかり休んで、夏休みをちゃんと生かしてほしいと思います。
それは、子どもたちのためでもあり、自分のためでもあると思います。
先生が二学期も元気に働いていくために、夏休みの仕事と休み方を教えます。
夏休みの仕事の仕方と休み方
休み癖をつけない
夏休みともなれば、たくさん休めると思いますが、実際のところ、毎日のように仕事の予定は組まれていたりして、長期休みでも、長期に休むことはなかなかできませんね。
普段の校務では時間が取れない部分を、夏休みに入れているのが現状ですね。
しかし、分刻みで終われる授業日に比べたら、かなり気持ちも楽です。
長期休みだからと言って、本当にすっかり仕事をしない生活にしてしまうと、仕事に戻るのが嫌になります。
ゴールデンウィーク明けの仕事なんて最悪ですね。
そうならないように、休み癖をつけないようにしましょう。
そのためには、ちょくちょく仕事をやることです。それも学校に行って仕事をするのです。
夏休みは心身ともに休めるといいのですが、いつでも仕事モードに戻れる体にしておくことで二学期から元気に頑張ることができます。
夏休みでも忙しく仕事をする
小学校の夏休みは、時間はあるから、ここぞとばかりに1日中研究会なんてありませんか。
時間があるから時間をかけるという仕事は実は効率が悪くなります。
だらだら仕事をするのが体にもよくありません。
必要な時間を考えて、無駄に時間を費やすことがないようにするべきです。
これがとても大事です。
夏休みでも仕事をするときは、限られた時間で集中するべきです。
- スイッチが入る=仕事
- スイッチを切る=休み
これが適度にあるほうが生活にリズムが生まれます。
特に、グループなどで仕事をする計画があるならば、それぞれに自分なりの夏休みの予定があるはずですから、必要最低限の時間でやることが大事です。
夏休みの休み方
先生はまじめな人が多いから、毎日学校に行くなんて人が結構います。
うちにいても、家族から煙たがれるとか、何もすることがないからとか、そういうことを正当な理由にしていますね。
でも、夏休みで時間はたくさんあるのですから、夏休みならではの時間の使い方をしましょう。
やるべきことがなくならないくらい年中忙しい教師ですが、休み中に休み明けの仕事を前倒しでやったとしても、休み明けの忙しさは変わりません。
教師の仕事は、タイムリーに仕事をしていくほうがやりやすいのです。
ですから、明日で間に合う仕事は明日やればいいのです。でも、心配だから、前もって準備しておくぐらいがちょうどいいでしょう。
明日のために今日できることをやっておくぐらいです。そのくらいで十分です。
毎日、こつこつ仕事をしていくほうが仕事の負担は少ないです。
そんなわけですから、夏休みにたくさん仕事をしないで、休みを有効に使いましょう。
先生は、夏休みで平日休みができるのですから、行楽地も平日は空いてますし、交通機関も平日のほうがいくら夏休みでも渋滞は少ないです。
こういう有難さをちゃんと利用しないと、教師稼業としてはもったいないです。
世間のみんなが働いているときに、遊んでいるわけにはいかないなんて、人の目を気にしていないで、もっと胸を張って生きましょう。
すくなくとも、一般のサラリーマンと一年間の勤務時間を比べたら、教師は夏休みがあっても、明らかに勤務時間超過なのです。
夏休みらしい仕事とは
研修会・研究会などで教材研究を
普段はできない研修会に参加してもいいでしょう。運動会や音楽会などの行事のために教材研究です。夏休み中には、教師向けの研修会が各地で開催されています。
そういうものに参加して、刺激を受けてくることは教師としてのモチベーションアップにつながります。とにかく、教師は狭い世界なので、外の空気をたくさん吸うべきですね。
私も夏休みに運動会の表現種目のネタ探しに都会まで出かけて、研修を受けてきたことがありますね。それをそのまま取り入れて、表現運動やりましたね。
リズム縄跳びというものでした。教えてくれたのは、なんと子どもたちだったのですから、新鮮でしたね。
そんなことができたのは、夏休みだからです。
研修会や研究会も自分のために参加したほうがいいです。だから、研修届なんか出さずに、休みをとっていけばいいのです。
帰ってきたら報告書を書かないと、なんてことが教師を忙しくしているのです。
積極的な生徒指導対策をしよう
小学校の夏休み中には子どもたちに会う機会がないので、休み明けにどんな元気な姿を見せてくれるか心配な子もいるでしょう。
ちゃんと生活しているかどうか、遊び惚けて自堕落になってはいないかなど、気になるところです。
そこで、夏休みに子どもたち一人一人に葉書を出しましょう。
暑中見舞いはがきです。
元気かとか、勉強は貯めていないかとか、ゲームばかりやってないでとか、注意点をちょっと書いて少し学校や先生を意識させるのです。
はがきの端っこにほんの一言でいいのです。先生を意識させるだけでいいのです。
先生からお便りが届けば、自堕落な生活をしている子どももちょっと目が覚めるかもしれません。
非行防止につながるかもしれないのです。子どもたちの中には、お礼の葉書をくれることもあります。
休みでも先生は見守っているのだというサインになることは間違いありません。
これも、家庭とのつながりを太くしていくことになります。
教室の模様替えをちょっとして二学期に備える
二学期の始まりは重くだるい感じは否めません。
そこで、普段はなかなか手付かずな教室の模様替えなんてこともしてみましょう。
大きな改善はできなくても、一学期の活動の様子や行事の様子を思い出写真コーナーなんて感じで掲示するだけでも違います。いつもはそんなこともなかなかできないのですから。
教師の机周りが整頓できていなかったら、ここぞとばかりにきれいに片づけましょう。
あれもこれもやりだすと大仕事になるので、気になるところだけでいいと思います。
授業が始まるとそれどころではなくなる可能性が大きいですからね。
子どもたちの机やいすの高さをも調整しておくことも必要ですね。夏休み中にちょっと身長伸びるなんてこともあります。
休み前にサイズがあっていない子どもたちをピックアップしておくといいでしょう。
魚を飼っているならば、休み中に水槽を一気にきれいにして、水もきちんと管理して、見違えるような水槽にしてみることをおすすめします。
水草もちゃんと設置して、小さな水族館的にできたら最高です。
子どもたちがのぞき込むような水槽にしてやらないと、教室において置く意味はないです。
教室の中が生き生きとする環境づくりをちょっとしてみると、二学期の始まりが少し安心できると思いますよ。
まとめ 夏休みを楽しもう
小学校の夏休みは仕事モードを無くすことなく、しっかり体も休めるようにオンとオフを計画的にやりましょう。
行き当たりばったりでは、夏休みのよさを得ることはできないと思います。
普段はできないことを夏休みにしましょう。
それが夏休みが長い、先生の特権です。
仕事をして充実しているなら、それもいいです。しかし、夏休みだからこんなことをして過ごしたよと、子どもたちに語れることが教師として大事だと思います。
先生が遊んでいるなんて慎むべきだと思っている教師が多いこと。
教師のいい面や尊敬されることは、授業力とか指導力でしょうが、先生っていいなあという思わせる理由の中に、先生の生活の仕方が出てきてもいいのはないかと思います。
夏休みは先生も楽しく過ごすことで、それが子どもたちにとってもプラスに働くはずです。
教師自身が幸せを感じないと、子どもたちを幸せにはできません。つまらない夏休みではなく、笑顔になる夏休みの過ごし方を教師自身が実践しましょう。
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