勉強できる子どもの親の特徴!家庭の勉強法や子育てと経済力との関係

親子の会話がどんなふうにされているかが子どもの知的成長を促すようだ。

子どもが勉強できる子どもに育っているかどうかなんて、子育て中はわからないものです。とにかく、毎日一生懸命なんだから目の前のことに夢中で、喜んだり落ち込んだりの繰り返しでしょう。

だから、子育てに特効薬なんかないと思っているんだけど、長い時間の積み重ねだけは確実に影響する?と思うわけです。

勉強ができる子どもに共通しているのは、経済力も確かにその要因ではあるけれど、親の姿勢や幼少期の成育歴が大きな部分を占めていると思っています。

能力は生まれながらのものでもあるけれど、どんな環境におかれて親からどんな影響を受けるのか?、勉強ができるできないは何が関係しているのかを考えてみました。

今回は、勉強ができる子どもの親はどんな子育てをしているのかというお話です。

学力と経済力は比例している?それだけではなかった⁉

子どもの学力が親の経済力に比例しているという見方は過去の統計からみてもうなずける内容ですが、たとえ家庭の収入がある程度安定している状況でも学力が伸びない子どもは少なくないのです。

このグラフは小学校6年生の全国学力調査の結果と家庭の収入の関係をあらわしている。

このグラフからは、子どもの親の経済力が高いほど学力が高いことをあらわしています。なぜ、経済力が高いと学力が高くなるのかを簡単に説明すると、経済力が高いということは大抵の場合子どもの養育に必要な費用を確保できており、さらに親も余暇を楽しむ機会が多かったり、生活体験だけでない様々な体験ができたりするのです。

それらは多くの情報を子どもに与えることになり、子どもも刺激的な感動を得ることが多くなるようです。

例えば、旅行に出かける、映画を見る、外食をする、趣味に興じるなどを通して、経験値が増えていくのです。また、多くの人とかかわることで、言葉を覚えていく傾向が高くなります。

これらは必ずしも経済力あるから経験できるということではないでしょう。

親がどんな生活を大事にしているかです。

 

一方、経済的に子育てにお金をかけられない状況や親が子どもの養育にかかわることができない状態では、親が絶えず子どもを世話することが難しくなり、家庭内での経験値少なくなります。ずっと家にいることは決して悪いことではないのですが、最近では、ゲームやテレビ漬けの生活になりやすく、変化のない生活となってしまいます。

そうすると、誰からも影響を受けない代わりに、得ることも少なくなります。つまり、閉じ込められて外部とのかかわりがないような状況では新たなことを学ぶ機会が失われているといっていいでしょう。

これらは、子どもだけで解決できるものではなく、親の生活というものが子どもに大きく影響することだと思っています。

そうは言っても、「経済力が高い=学べる環境がよい」とは限らないわけで、その子の育てられ方や家庭環境が大きく影響することを理解する必要があります。

ある程度の収入があっても、どんなふうに育てられたかということが重要でしょう。

その育てられ方ですが、幼少期の育てられ方が大きく影響していると思っています。

小学校に入学してくる子どもたちを何年もみてまいりましたが、小学校で能力が大きく変化することはほとんどないと言えます。その子の学習能力の基盤は入学前にほぼ出来上がっているのではないかと考えても間違いないでしょう。

幼少期は子どもの世話をせっせとすることが大事なことは言うまでもありません。親が子どもに積極的にかかわることがよい影響を与えることは言うまでもありません。

たとえ仕事に追われ忙しい毎日で子どもにかかわることが少なくても、子どもが安心できるような時間を確保している、たとえわずかな時間でも子どものためになることを実行しているかどうかです。

忙しくてモノだけ与えているとか、会話が一言だけになっているようでは、子どものために自分の時間を割いていないことになってしまいます。子どものために自分の時間を使うことが大事なことです。

自分の時間を子どものために使うのです。

お手伝いを例にとると、子どもにやらせると時間がかかってしまいますが、子どものためにあえてやらせます。見直しさせたり、手直ししたり結局時間がかかりますが、それが子どものために時間を作っていることになります。

これが子どものためになるということではないでしょうか。子どもに自分の時間をとられるのですが、子どもの生活に自分の時間を使わずして、子どもとかかわることはできません。

関わることで何かいいことがあるのか?

それはいったい何なのか?

それは、子どもの話をちゃんと聞いてやっているかです。親と子どもの会話を大事にしていることが子どもが親から影響を受ける大きな要素だと思います。

生まれて間もない子どもは親の言葉を聞いて成長していきます。それらの言葉がどんな場面でどんなふうに聞かされているかによって、子どもの感情や思考に重要な影響を与えていることがわかってきています。

人間は生まれた時には何もできない状態であるが、世話をしてくれる大人や周りの人によって教えてもらっていると言っていいでしょう。

どんな環境にいて、どんな大人たちとどんな会話をしてきているかが勉強ができる子どもになる重要な要素と思います。

幼少期は0からのスタートなので、どんな環境にいるのか、どんな人たちに囲まれているのかによって人が形作られます。

あなたは、「オオカミに育てられた少女」のことを知っていますか?

イギリスの100年ほど前の実話です。

森に遊びに出かけた夫婦が双子の赤ちゃんから目を離している間にオオカミにその赤ちゃんをさらわれてしまい、十数年後にオオカミの群れにいる人間を発見し、その人間は保護されます。

オオカミに育てられたために吠えたり、生肉をオオカミのように食べたりするなど、人間のように生活することができなかった。懸命のサポートを繰り返し、何とか片言の会話ができるようになったり、服を着て生活することができるようになったりしたが、数年後には二人とも死んでしまいます。

人間は、人間に育てられなければ人として成長することは非常に難しいということを示唆しています。

子どもの時代をどんなふうに生きるかでその人の人生が決定するぐらいに重要なのだと思ってもいいのではないでしょうか。

勉強ができる子どもにする大人の態度

勉強できる子どもに共通していることはと言えば、読むことができることです。

勉強のほとんどの内容は、読んで理解することが多く、また、教えてくれる人の言葉を理解できないと学習は成立しないでしょう。

言葉を理解できることが、学習内容を理解することは容易にできます。

では、経済力が低いとどうなるのでしょうか。

問題の言葉の理解ができにくくなるということなのでしょうか?

経済力が低いと家庭環境が不安定になるということよりも、生活費を得ることに重点が置かれ、子どもの世話や教育がおざなりになりやすいということではないかと思います。

家族が生活していくための互いの協力や役割、思いやりなどは、習慣によって獲得できるものです。

そしてそれは、親の姿勢や態度によって形成されていくものです。幼少期であればあるほどその影響は強いでしょう。

経済力が低い状況は、親が自分の仕事や自分の生活をしていくことに精一杯で子どもへのかかわり方がどうしても薄れてしまいます。

収入が低いとどうしても一日の多くの時間を仕事に当てることになりがちです。労働収入は働く時間に比例します。収入が十分でないとしても、夫婦できちんと子育てができるならば経済的な問題は関係ないともいえるでしょう。

言い方がよくないですが、過去の時代においても経済的に貧しい家庭の子どもが学力が低いかといえば、そんなことはありません。

子どもへの対応を十分に確保して子育てができているならば、子どもは親からの愛情を得て成長します。

愛情を正しく受けてきた子どもは、素直です。素直さは成長にとってなくてはならない素質です。それは、受け入れるということができるからです。

学習は受け入れて自分のものにしていくことが大事です。まず、受容することができなければ、学ぶことは難しいのです。

溺愛は良い結果を生まないと言われますが、関わるということは愛情を受けるということなのですから、放っておかれるよりは明らかにいいわけです。溺愛の良くない点は、親が自分の思い通りに育てようとする傾向が強いことですね。

いっぽう、親が仕事に時間を費やされていても、子どもへのかかわりや会話をちゃんと確保しているならば、子どもは良い影響を受け、勉強に必要な知識や思考力を獲得していくことができるでしょう。

例えば、

叱る時にも、やめろ!とか、うるさい!という短い単語を発することだけでは、子どもとの会話が成立しない。

会話は聞いて考えるとか、話して様子をみるとか、思考力が働く中で行われます。

会話の中には、聞き返すことや説明を聞いたり、疑問を感じたりしながら、展開される。

時には、意見や感想も入ってきます。

そうしたものがなく、簡単な単語だけで済んでしまうようでは、あらたな言葉の獲得も少なく、表現力も育ちにくくなります。

先ほどのオオカミに育てられた少女のように、人間は、人間に育てられなければ人として成長することは非常に難しいのは、人間は言葉を通して物事を理解するからです。感情さえもコントロールします。一つの言葉で喜んだり悲しんだりするのです。

親が物事を説明したり、話題を提供したりしながら、子どもの問いかけに応じてやることで、子どもは聞いて考える力が育つ。

経済力があるなしにかかわらず、親がこどもにかかわりよく話し、子どもは話を聞く中で言葉を覚え、思考する。親が子どもとの時間を大事にしていることがとても重要なことだと思うのです。

この姿勢が勉強できる子どもを育てる大きなポイントではないでしょうか。

親の言葉と行動が子どもの学力を支える?

勉強できる子どもは言葉の理解ができる。

言葉の獲得は、親の姿勢。

あいさつや人との会話の仕方、礼儀作法など、関わり方を言葉で教えて、褒めて認めてきたかどうかということもあります。

親が子どものことをちゃんと認め、受け入れる姿をみせているなら、子どもはそれを見習っていきます。

この「受け入れる」とか「受け止める」という受容的な姿勢が学習していくために必要なものです。

いったん物事を受け入れて、そして理解し、そのうえで自分で考える。この姿勢が親にあると、子どもはバランスよく物事を考えることができるようになっていきます。

学力が高いということは、思考力や記憶力が優れていることになりますが、その中でももっとも学力の高い理由として挙げられるのが、「想像力」だと思います。

その想像力も、親が言葉を通して関わってきたことで心の中の思いが表されていたり、適切な言葉を覚えたりしていくのではないかと思います。

親が言葉を通して子どもをほめたり認めたり、時には叱ったりして、関わっていくことが大事です。

それには子どものために時間を持つゆとりが必要なのかもしれません。

子どもの世界を大事に見守る心のゆとりとかかわり方ができるから、適切な言葉で親が子どもに接することができるのだと思います。

こんな会話で終わってしまってはダメなのです。

ねえ、あの山なんて名前の山なの?と子どもが親に尋ねた。

すると、親は、そんなの知らねえな。山に名前なんてねえさ。山の名前なんてどうでもいい。

これで、子どもはもう聞き返すことはなかった。

調べてみるよとか、どうしてそんなこと思ったの?とか、あっちの山は○○山だけど、あの山は名前はもしかしたらないのかも。…なんて子どもの思いを大事にすることがまずは必要だと思います。

その気持ちが言葉になってあらわれるのが人間ではないかと。

  • かかわり方で言葉が生まれ、その言葉によって心が動かされる

良くも悪くも人の思いと言葉はいっしょに伝わります。

その中で子どもは言葉を知り、使い方を学び、思考するのだと思います。

これらを教えるのは、親の役目。

それを一番大事にしなくてはいけないときはいつか?

子どもは繰り返す中で自然に覚えてしまう。大人も同じですが、子どもは吸収する力が大人よりも強いから、やはり何事も始めが肝心ということでしょう。

生まれてから小学校に上がるまでの生活を本当に大事にしなくてはいけない。甘やかすことや過保護は別です。厳しさも優しさもこの時期に獲得したことでその後の人生を歩んでいくのです。

私自身もこれを読んでくださっている皆さんも子ども時代をどう生きてきたかをよくわかっているはずです。幼少期から小学生の時代は小さい頃の素質のままに生きてきたことを。

この本当に大事な時期に親がきちんと子どもにかかわっていくことがどれほど大事なことなのかを理解し行動に移していきましょう。

勉強ができる子どもの親がやっている大事な取り組み

勉強が出来るような子どもになるには、言葉の獲得が欠かせません。言葉を知り、言葉から想像する力が学習の基礎力です。

そんな基礎力をつけるための有効な取り組みを紹介します。

それは、読み聞かせです。

読み聞かせの量で学力に差がつく?

読み聞かせは子どもに寄り添う時間だ。これもまた親が子どもを大事にする時間です。

会話が少ないとしても、本を読んであげることで多くの言葉に子どもは触れることができるのです。

言葉を聞き、覚え、想像し、言葉の意味を知っていく。

こうした経験が言葉の獲得には必要でしょう。

毎日のわずか10分の読み聞かせでもいいのです。

親が話さずとも本の世界が言葉をたくさん子どもに与えてくれます。

親はそれを仲介するだけでいいのです。

じっと聞き入るとか、静かに聞くとか、そうした空間でその心地よさも感じることができるでしょう。

知らない世界を話してもらったり見させてもらったりすることで、子どもの感性が揺さぶられます。それによって、心が動く=感動を知ることにもなります。

喜怒哀楽をこの時期に多く経験することで、学習に必要な五感がバランスよく成長するのではないでしょうか。

知的な好奇心は、この時期に形成されます。

想像力や愛情表現などもこの時期に獲得されます。

これらは言葉と思いが重なることが大事なのです。

それを教えるのは親の役目です。

勉強できる子どもにしたいのなら、こどもに寄り添いながら子供にかかわる時間を大事しましょう。

勉強のできる子どもにするための親が心がけてほしいことをまとめました。

  • 言葉を大事にする。単語だけで話さない
  • 仕事を優先しても、こどもに対する時間をきちんと確保する
  • 勉強を理解するには言葉の理解がとても重要=読み聞かせ(できれば毎日)

これらは、小学校入学までにできていることがとても大事です。

小学校からやろうとしても親がついていけなくなります。

親の習慣ができていれば子どもはそのリズムの中で生活します。

もう入学しているのならば、すぐに行動開始です。

3日、一週間、一か月と続けていけば、必ず習慣化されます。

力をつけるのは継続。時間をかけるだけ習慣化は確実になります。

まとめ 勉強できる子どもにする言葉のシャワー

勉強ができなくなる子どもは何ができないかというと、教科書が読めない。どういうことかというと、日本人で英語が読めないというのと似ている。なんとなく、英語の単語を発音をできるが、書いてある内容はほとんど理解できない。

小学生の低学年の内容ぐらいまでなら、日常会話とそれほど変わらない日本語で教科書は読める。しかし、4年生あたりから、社会や理科の内容は説明的な文章が多くなり、言葉も増える。語彙力がない子どもは教科書の文章理解はだんだん難しくなり、6年生の頃には読んでもすぐに理解できない状態になってしまう。

これで中学に入学しても、教科書を読んで理解することは困難。

国語力は中学一年生のレベルよりはるかに下に位置しているのだから、授業を受けていてもほぼ理解できていない状況です。

こんな状態で中学三年間の学習を理解していくことはかなり大変で、国語力を鍛えていかない限り、自習やテスト勉強は一人でできるようになりにくいのです。

当然に、誰かに教えてもらわないと正しく理解しながら学習していくことはできないと思う。もちろん、時間がたって文章を読むことがだんだんできるようになってくれば、学習も一人で取り組めるようになるだろうが、少なくともそれを3年間のうちに達成するには、毎日相当な時間を勉強に費やす必要がある。学校から帰ってきて、宿題もやりさらに勉強するのだから、数時間以上になる。そのくらい大変なことなのです。

学習を理解するには、言葉が非常に大事ということ。

小学生時代に国語力をつけた子どもは、それほど勉強で苦労はしない。本を読める子どもはたいてい勉強の成績は悪くない。

教科書を読めるかどうかが勉強できる子どもになるかどうかの分かれ道。

子どもは、母親や父親から言葉をかけられ、真似し覚えていく。

この「言葉のシャワー」がどんな質なのか、その中でその子の話し方や聞き方の土台ができるのではないかと思います。

学校で教えられる前に、家庭ですでに国語力が形成されているということです。

以上、勉強できる子どもの親の特徴!家庭の勉強法や子育てと経済力との関係のお話でした。お話しした内容がわずかでも役に立つならばありがたいです。

今回もお読みいただきありがとうございました。

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