小学校給食の時間は短い!おかわりや残す指導のポイント

これは6年生が考えてくれた給食メニューちゃんと五大栄養素を考慮した栄養バランスの良い食事になっている。

ここで紹介する内容は、給食の時間が短いけれどその短い時間の中でどう食べさせるかについてまとめたものです。

日本の学校の給食時間は短すぎます。異常です。これが解消できればきっと以下の問題も減るでしょう。

小学校の給食の時間は、ただの食事の時間にあらず。

みんなで協力して食事の用意をして、マナーをよく食べる。食べることについての人間としての在り方を学ぶ場でもあります。

そんなわけですから、先生方も食事のマナーや食べ方に指導性が強くなるのです。

給食の時間は家庭の食事の時間に比べたら本当に少ない。

食べられない子どもや好き嫌いについては様々です。残さず完食してくれる学級は先生も本当に指導が楽⁉(笑)です。

でもそんなクラスはなかなか少ない。最近ではさらに少ない。

そこで、最低限の対策をここに紹介します。よくある方法ですが、これが最も単純で子どもたちにも受け入れられやすい方法です。

ご家庭のお母さんもご一読くださいませ。

小学校の給食時間は本当に短い

これを読まれる方は先生だけではないので、給食時間について説明します。

小学校の給食の時間は準備と片付けでおよそ1時間設定されています。地域によっては休憩時間も含めて1時間以上というところもありますが、今はとにかく授業時間の確保が優先されるので、給食の時間は1時間でしょう。

この1時間の時間ですが、大抵は4時間目が終了してから1時間で、清掃が始まります。

食べる時間が1時間あればいいのですが、そうはいきません。

準備は、給食室まで当番が教室まで運んできて、みんなで配膳をします。この配膳が終わるところから食べる時間です。

  • 小学校の給食時間は、食べることに確保できる時間は、長くて20分ぐらい

給食時間の流れが以下の通りです。

  • 廊下に給食当番が並ぶ(トイレ、手洗い、エプロンを着て)意外に揃うのに時間がかかる
  • 教師が先導できちんと並んで歩いていく、混んでるときは待たされる(大規模校は渋滞する)
  • 教室まで運んできて、配膳が始まる。(配膳の順序があるので、それをきちんとやらないとどこまで配ってあるか見分けがつかなくなる)
  • 全員が席に着き、当番のあいさつで食べ始める
  • 食べ終わる時間を決めてあり、その時間であいさつをして、一斉に片付け始める
    (ここで、給食当番以外は休憩時間に入れる)
  • 当番が食器などを持ち、整列して返却に行く、教師も付き添い確認する
  • 食器などを返却し終えて、当番も休憩になる

準備は5年生6年生にもなれば、力もありますし、手際もいいので、4時間目が終了後に15分もあれば、「いただきま~す」となります。

それから、15分もあれば大抵の子どもは食べ終わります。そして、休憩時間(休み時間)を過ごし、清掃になります。

ところが、低学年はそうはいきません。清掃時間が始まる頃に片付けがすべて完了する感じです。

 

高学年の子どもたちは早く食べて遊びたいなんて子も多いので、10分くらいで食べてさっさと片付けていますね。

低学年は休憩時間がほぼないということもありますから、30分ぐらいは時間が取れると思いますが、そのあとは掃除が待っていますし、片付けも一斉にするので、それ以上食べ続けることはまずありませんね。

給食食べられないとか残す指導はこれ

私が低学年だったころは、ソフト麵がどうしても食べられなくて、掃除中のずっと食べさせられました。泣きながら食べてましたが、そんなことをする先生はもうほとんどいません。

掃除中も食べさせるような指導はすでに教師の押し付けになってしまっていますから、教育的配慮からみてよほどのことがない限りやりません。

しかし、嫌いだから食べないとか、好き嫌いを認めることは、指導する以上安易に受け入れる先生はいませんから、何かしらの工夫をして食べさせるように個別に指導することになります。

それが、子どもにとっては不満を感じることもあるかもしれませんが、学校給食は食べることも学習のうちとして位置づいていますから、教師の指導はあって当然です。

そこで、小食の子どもや好き嫌いのある子どもに限らず、食べることについては、次の指導をお勧めします。

  • それだけ食べないということはさせない
  • 少しでもいいから必ず食べる。そのまま残すということはさせない。あらかじめ残しそうな量は友達に分けて食べてもらう
  • 食べられないという子どもや残しそうな子どもは先生に一言伝えることにする。つまり、黙って残すことはさせない(好き嫌いなく食べることが大事なので)
  • 作ってくださった方に感謝することが大事なことなので、自分の給食の分はちゃんと残さず食べることが礼儀
  • さらに、いただきますということは命をいただくという意味なので、その命を無駄にしない

給食の指導で大事なことは、食べ物を粗末にしない、大事に食べる。作法を大事にして食の文化を学ぶということです。とにかく、食べることは命にかかわることなので、有難さを忘れてしまうような時間にしてはいけないと思うのです。

ですから、それが十分に子どもたちに感じ取れるなら、残すことや食べられないということについては厳しく指導する必要はないと思いますね。

給食のおかわりはこのルールで

給食は学校生活の中で子どもたちが楽しみにしている時間でもあります。

今日の献立は何かなんてことをとても気にします。好物のメニューが出ると食も進みますね。

そんな日はおかわりの争いになります。

そこで、おかわりのさせ方について、きちんとルールを決めることが必要です。

何と言っても、食い物の恨みは怖いからです。

ではなく、ここでも食べることの大事な点を取り上げます。

まず、

  • おかわりは全部食べることができた人がおかわりができる

これが通常のルールです。

気を付けることもあります。おかわりをしたくて、あまり食べたくないものをわざと少なくして盛り付けるずるがしこい子どももいますから、普段から盛り付けは全員が同量になるように先生が指導しておくことが大事なことです。

基本的には、体格に関係なく、必要な量を盛り付け、配膳が終わったときには食缶の残りはなくなっているのが理想です。たくさん食べてもらうように大目に作られているメニューもありますから、当然残り物はありますが、均等に盛り付ければ、残るのは汁物やごはんがです。

デザートや揚げ物などが時々残るのですが、そういったもののおかわりはいつも同じ子ばかりおかわりしているのでは、不公平感がありますから、

  • 食べ終わったら早い者勝ちではなく、何時まではおかわりしてはいけない

というルールも必要です。

何人もの子どもが食べ終わり、残り物をおかわりするためにジャンケンで決めるということもありです。まあいつもおなじような子ばかりがジャンケンするような光景になると思いますが、頑張って食べる子どもたちもその輪に入れるような配慮もあっていいでしょう。

 

給食の雰囲気というものは、学級経営の善し悪しがそのままあらわれます。友達関係が良好ならば協力的に配膳もしますが、そうでなければ手伝いもせず勝手なことし始めます。和気あいあいと食べることができる学級には、残すことについても食べられないことについても子どもたち同士で支えあってくれます。教師が変な指導をする必要などないのです。

ですから、いかに普段から子どもたちが心を開いて生活できているかが重要になってきます。給食の時間だけで指導するのではなく、学級の人間関係を良好にしていく教師の指導にかかっています。

学校給食は食べることが学習⁉

学校給食はまずいものというイメージが昔はありましたが、今では、レストランのメニューかと思うような出来栄えです。味も本当においしくなりました。

でも、家庭の味とも外食の味とも違うということはよくあります。子どもたちの栄養価を考えて、さらに安全面を考慮して調理されているからです。

味付けも薄味に感じることもありますし、生野菜は今では食べさせません(熱を加えた状態の物)家庭でも食べなれないものが出てくることはあります。

魚など家庭によってはあまり食べないようですが、学校ではよく出ます。最近の家庭の事情は様々なのですが、出来合いの物を食べていたり、冷凍ものが多かったりして、煮物や和食の味に慣れていない子どもが多くなりました。

一日の食事も満足に取れていないという子もいます。朝からラーメンだったとか、夕飯もファーストフードで済ますが多い家庭もあるようです。

こうした子どもたちにとっては、毎日の給食は栄養バランスを少しでも確保するための食事です。しっかり食べて、栄養補給することができます。

給食の時間は、残さず食べて、栄養補給。そして、ルールやマナーを守って感謝して食べる。

これができることが給食の時間の目標ですね。

まとめ

給食の時間は、食べることについての勉強の時間です。

それを先生が忘れてしまったら、ただの食事だけになってしまいますが、お弁当を例に考えれば、親が早く起きて作ってくれて、愛情がこもった食事になることは間違いないですよね。某番組の昼の食事については、食べることの喜びや感謝があふれていることがわかります。

給食も調理の方々が子どもたちのために一生懸命作ってくれています。顔は見えませんが、心がこもった食事なのです。それなら、残さないことは大事ですが、無理やり食べさせるということは本当はよいことではないのです。

本当におなかがすけば、なんだっておいしく食べることができますよ。

でも、いろいろな事情があり、一つの理由では解決できないことがたくさんあります。先生も対応が大変です。

ですから、最低限のマナーとルールをもって、子どもたちに食の有難さをだんだん気づかせていきましょう。

以前教えていたクラスの子どもに毎日残す子供がいました。その子は食缶に残り物を返すときに、本当は食べないといけないんだけどね。とボソッと言いました。子どもも残すことはよくないこととわかっています。でも、完食できた時は、食べられたよ!と笑顔で報告してくれました。

こうなるのを教師は待つことが大事なのでしょうね。

小学校給食の時間は短い!おかわりや残す指導のポイントのお話でした。最後までお読みいただきありがとうございます。

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