小学校の朝の会や帰りの会、または、生活指導や道徳などの先生の話にネタとして頭の片隅に置いておいてもらえれば、いざというときにいい話ができるかもしれません。
受け売りですが、紹介していきます。
今回のテーマは、
【箸よく盤水を回す】(はしよく ばんすいをまわす)
です。
これの意味は、以下の通りです。
「盤水」とは盤(丸い皿、たらい)の中の水のことです。箸一本で回しても、最初は箸しか回りません。ところが、根気よく回し続けていますと、水全体が大きな渦となって回るようになります。
実際にやってみると、よくわかります。用意できるなら、大きなたらいがいいですね。箸一本で回していくのですが、強い力でなくていいのです。ゆっくり等速で回し続けてみてください。そのうちどんどん渦ができて、渦巻く速さもどんどん早くなり、回す速度も自然と早くなってしまいます。
ということで、この言葉をどう理解するのかと言いますと、
一人の力は非力なのですが、続けて頑張って行動していると、自分の周りに協力する人や応援してくれる人たちが現れてきて、大きな力になって動いていってくれるということだと思います。
二つの意味があるようにも思います。
- 一人の力でも根気よく頑張っていれば、それが自分の周りの人や物を動かすことになる
- 一人の力は小さいけれど、根気よく続けることで一人以上の大きな力を生み出すことになる
集団の中で一人で頑張る姿がいつか周りの人にも影響を与え、友人が応援してくれたり、一緒に歩んでくれることになったりするということも言えるでしょう。
また、一人ぼっちでも根気よく続けたり一人でも多くの力を注いでいれば、それは大きな力となって、自分を支えてくれる力にもなると思います。
ただし、逆のことも言えるわけでして、箸を回すのをやめてしまえば、流れはいつか止まってしまいます。たった一人でも頑張っていればその動きは止まることはないのです。
盤水は元ただの水です。どんな形にも変化する水です。水は自らの力で動くのではなく、周りの状況でいかようにも動きを変えるわけで、そんな水というものを仕事や勉強に例えると、箸が自分自身であれば、自分が動かない限りそれも続けない限り、物事は変化していかないということになるでしょう。
そう思うと、自分の行動によって、周りの物事は動いていくとみることはできますね。少し話は飛びますが、結局、自分がどう行動するか、待っていては何も変わらないわけで、自ら動くことで人生は運命は変わっていく。なんて、考えることもできるわけです。
朝の会ネタ小学校中学校先生の話【箸よく盤水を回す】のお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。
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