冬休みの生活指導は生活のめあてとリズムが大事!休み前の話がこれだ⁉

冬休みは新年を迎える準備や新年を祝う時など、お正月の特徴を生かし、めあてをもって生活できる三つの期間があります。

二学期が終わり迎える12月は、師走ともいわれるように教師の忙しさはピークです。

成績処理や懇談会を経て大変な日々ですが、子どもたちはクリスマスにお正月と気分はもう冬休みに向かうばかり。

冬休みは新年を迎える特別な休みで、生活指導も細かいことは言いたくないなという感じもあります。

決まりきった休み前の生活指導のお話では、子どもたちには響きません。

この冬休みは、お正月休みの特徴を生かしながら、三学期を気持ちよく迎えることができる生活のめあてや生活リズムがあるのです。

冬休みは決して長い休みではありませんが、日本の伝統文化を感じ取るための休みでもあり、家族とともに過ごせる大事な時間です。

そんな冬休みの特徴を生かした生活のめあてやリズムについて、生活指導のお話ができるように冬休みの三つの期間や大事にしたいめあてを紹介します。

また、ご家庭に発信するお便りのネタとしても生かしていただければと思います。

冬休みは生活指導より休みの特徴を生かそう

冬休みは特別な休みであることを伝えよう

夏休みや春休みもそれぞれに長期休みですが、これらは学校の生活リズムに合わせたもので、子どものための休みと言えます。

一方、冬休みはいわゆる「正月休み」ですから、日本全国がこの期間にお休みをして新年を迎えるための休みになります。

ですから、子どもたちにもなんで休みになるのかということを話していくことは学校の先生の役目と言えるでしょう。最近では、ご家庭でも祝日の意味やら季節の行事についても知らない大人が多くなりました。

  • お正月休みの意味を子どもたちに話しましょう

どんな目的で休みを迎え、過ごすのかを教えることができます。親御さんも結構知らない内容です。知らないとチコちゃんに叱られます⁉

学校の先生が教えてくれたということは、子どもたちの記憶に残ります。

お年玉の使い方を指導したりとか、宿題の内容や持ち物を丁寧に指導したりするのも大事ですが、こうした休みの意味合いをそれぞれの学年に応じて話をしていくことは学校の先生としても教えがいあるのではないでしょうか。

子どもたちには休み前の一週間前あたりがベストなタイミングです。休みが近づいているからこそ休みの話に関心を持ってくれます。

ご家庭には、休みに入る直前のお便り(学級通信や学年通信)で休みの意味を知らせつつ、子どもたちが冬休みを家庭の一員として過ごしてほしい内容を伝えるといいでしょう。

冬休みは家族で楽しむ休み

冬休みは仕事もお休みになり、子どもも大人も一斉に休みを過ごせるときです。

新年を迎えるために、家庭の大掃除をみんなで行い、新年を祝うための準備や買い出しをします。これらも家族で行う家庭内行事です。

こういうことを親が先導して子どもに教えていくことが子どもの生活経験を豊富にします。

生活の決まりで生活が正しい方向に導かれる面は確かにありますが、休みの特徴を生かして大事なことをタイムリーに教えることができるのはこうした伝統的な行事の瞬間です。

それを実行するのは家庭生活です。

冬休みは、家族で新年を迎えるための休みですから、家族のよさを実感できるようにちゃんと計画をしていおいてほしいと思います。

子どもだけでなく、親もただの休みという感覚でなく、家庭の行事を計画し、実行するというちょっと構えた取り組みが必要だと思います。

大人が一生懸命にやることで、子どもたちがそれに感化されることは少なくありません。

28日あたりから一日ごとの内容を決め、家族全員に知らせておくことが大事です。

もちろん、お正月休みと言えども、仕事の予定はあるでしょうし、受験生がいればお正月どころではないかもしれません。

そのあたりは考慮しつつも、家族が一つになって過ごすことができる大事な時間をより大事に過ごせるように家族内で確認をしておくことが必要です。

お正月を気持ちよく幸せに送るための一手間です。

冬休みの生活のめあては反省と実行

二学期を反省し、新年への決意をもたせよう

冬休み前は二学期のまとめがあり、一年間の学習や生活を反省したばかりです。大きな学校行事も終了しており、ほぼ一年間の成果が見えたところでしょう。

子どもたちも冬休みを前にして、反省が薄れる感じですが、ここできちんと反省をしておかないと、新たな年も同じことの繰り返しです。

学校からの生活指導としては、家庭に向けて子どもの家庭生活が乱れないように注意を促す意味も込めて、反省と決意を持てるように学級通信などで呼びかけましょう。

冬休みは、まさにその反省と決意をとても持ちやすい時ですから、これを生活のめあてとして実行させましょう。やることは次の通りです。

  • 二学期の成果をもとにして、課題を親子で確認する(課題がわかる)
  • 何をどうしていくのかを子ども自身がはっきりと確認する(決意する)

子どもが自分の課題をきちんと理解して新たな目標をもって生活することは生き方の基本を教えることになります。

ですから、きちんと反省して、新年の決意ができるように、冬休みは休みの特徴を生かして生活のめあてをもって過ごさせたいと思います。それが次の3つの期間です。

冬休みは三つの期間からなる特別なリズムで生活させたい

冬休みの過ごし方は年末年始の特別な期間を生かす

冬休みは、新年を迎えるための休みです。大人たちも休みとなり、家族で過ごすことがとても大事になります。

家庭の実情もありますが、一般的には家族そろって新年の準備をして、新年を祝い、楽しく過ごすことができれば幸せです。

生活指導というよりも、正月行事の楽しみを生かしながら、生活のリズムを作ってほしいと思います。

次の期間を大事にして、生活リズムを作りましょう。

12月末~31日まで…年末休業

この期間の生活のめあては、

  • 一年間や二学期の生活を反省し、課題をあたらめて確認するとき
  • 新年を迎える準備を家族の一員として積極的に行う

二学期末の懇談会や通知票から課題ははっきりしています。それらの中でもこの年末の31日までには生活の見直しをして、実行するべきことは実行に移さないと反省は生きません。

この期間は、新年を迎える準備を子どもにどんどんやらせましょう。大掃除や買い物など大人がやっているけど、子どもは遊びに行っているようでは、生活経験は乏しくなるばかりです。

家族とともに働く小さい頃の経験や思い出が、将来の生活に生きてくることを親もわかっているはずですから、無理にでもさせましょう。大人になったらわかることです。

大晦日を厳かに過ごしてもいいですし、親戚がそろってにぎやかに過ごすことも子どもたちには大事な経験です。

元日から1月3日…年始休業

元日からの3日間の生活のめあては、

  • 新年になったことを家族で祝い、楽しむ時間
  • あらたな生活への決意をする
  • 小学生として、学習のはじめ事の書初めをする

大晦日の深夜から二年参りもいいですし、元日の初詣に出かけ、お正月を肌で感じることは子どもたちにとっても良い経験です。

テレビでお正月番組を満喫するのも一つの楽しみ方ですが、家族の行事として出かけることは休みの過ごし方としても変化があり、子どもたちの感性を伸ばしてくれる大事なものと思います。

一年の計は元旦にありという言葉の通りに、新年を迎えたこの瞬間に生活のめあてを決意しましょう。

こうした節目を大事にして、物事を決めることは気持ちも乗ります。家族でそれぞれに今年の生活のめあてや目標を決めて、話し合ってみることも家庭生活を見直すいい機会になると思います。

子どもは決めたことがなかなか守れません。みんなの前で決意を話すことで、やらなければいけない気持ちが強くなります。

そして、この年始休みの3日間のうちに、書初めをしましょう。

まさに書初めです。冬休みの後半でやることではなく、お正月の家庭内行事として、子どもの書初めを位置づけておくと、子どもも張り切ってやります。

課題だから書くのではなく、冬休みの特徴であるお正月の行事や習慣に取り入れることで子どもに文化や伝統を教えるよい機会です。

楽しむ時間でもありますが、親戚や家族が一堂に揃う中で、書初めをしてみんなに見てもらうこともお正月ならでは機会です。後になって、急いで片づけ仕事のように書初めをせずに、こういうタイミングを大事にして、冬休みの課題に取り組むことは無理がありません。

1月4日~休み終了まで…三学期準備の休み

この期間の生活のめあては、

  • 新年の決意を実行に移す時
  • 決意を実行することで実績をつくり、自信を持つ

学校が始まってからが、子どもの始動ではなく、この休み中に始めることで、三学期のスタートを気持ちよく切ることができます。

もちろん、休みですから遊んでも楽しんでもいいのですが、決意は決めた瞬間から実行することで気持ちも入ります。決意はしていてもすぐに始めるかどうかが大事です。

少なくとも、このお正月4日以降は、切り替えの時期です。もう遊び惚けていても3学期はすぐに始まるのですから、休みの最終日に慌てて片づけるようでは、三学期もそんな生活が待っているといっていいでしょう。

学校が始まってから始めるとなると、いろいろな都合が入ってしまい、実行が難しくなります。やりやすい時に始めることで、実績ができます。この実績をつくるために、休み中の実行しやすい時に実行することがいいのです。

冬休み前は忙しいから、落ち着いて話をしよう

ここまでお話ししてきた内容を冬休み前にきちんと時間をとって話をしましょう。

忙しい中では多くのことを話せません。また、一度にたくさんの内容を話しても、子どもたちは理解してはくれません。

同じような話でも、繰り返し話すことで、「先生はそう言っていたな。」と記憶に残ります。

一度でわかる話もありますが、大事なことは何度も話してもいいでしょう。

生活指導の話は、どうしても注意やお説教の傾向が強いので、子どもたちもちょっとうんざりします。

そこで、楽しい冬休みの前だからこそ、ポイントを絞って話すことが大事ですね。そのポイントを紹介します。

  • 冬休みは家族で楽しむことを大事し、お手伝いにも進んで取り組もう
  • 年末は反省を忘れず、浮かれないように落ち着いて生活し、年始は勉強を忘れて楽しもう
  • お年玉は親がいるおかげでもらうことできるのだから、感謝して大事に使おう
  • 決意をはっきりと持ち、休み中に実行しよう
  • 何事も始めが肝心、登校初日に忘れ物をしない

以上の内容を子どもたちに話すだけでなく、必ず家庭に知らせましょう。子どもの生活は家庭の協力や支えがなくてはなりません。

家庭も様々な実情を抱えておりますので、学校からのお願いがそのまま受け入れられるなんてことはまずありません。

しかし、冬休みは新年を迎える日本の伝統文化のためにあります。

そんな習慣を大事にして下さる家庭は少なくありません。冬休みを楽しみながら家族で一緒に生活を整えていく参考になれば有難いと思って、発信していきましょう。

まとめ 冬休み前が要注意

冬休みは終業式を待たずに、通知表も家庭に渡され、個別懇談会も終わり、あとは休みを待つだけ!なんて感じで、子どもたちも浮かれやすい時です。

わたしも受け持ちをしていたころ、この冬休み前のこのわずかな時期に、子どもが落ち着きがなくなったり注意が散漫になってしまったりして、交通事故にあうとか非行に走ってしまったりして、お正月も自粛というご家庭がありました。

こんなことは珍しくありませんから、休みに入る前から、気をつけることが必要です。

冬休みは一年が終わり、新たな一年が始まる大きな節目の時です。それだけに生活指導に力が入ってしまい、注意ばかりをしてしまいがちです。

休み前にどんな話をするか、担任の教師としても大事にしているはずです。注意するだけにならないように、お正月の生活の傾向を生かして生活のリズムをつくることを提案したつもりです。

生活のめあてやリズムをこの節目に合わせて、家族とともに生活を整えていくことを子どもたちにご家庭に話してみてください。

親御さんにとっても、子どもたちが生活を乱すことなくリズムよく送り、三学期にやる気をもって取り組めるようになればうれしいですね。

冬休みの生活指導は生活のめあてとリズムが大事!休み前の話がこれだ⁉のお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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