スキー上手くなる方法!?何するの?ポイント3つ教えます!

こんなシルエットを真似るのもいいのですが、このシルエットには大事な要素がたくさん詰まっています。

スキー人口は減っているのですが、私の廻りでは40代50代などスキーをあらためて始める人がいます。若い人でもスキーの楽しさを感じている人は確実にいます。

そんな人たちが今のスキー業界を支えていきます。

そんな魅力にはまり始めた人からスキー大好きな人たちに贈る、スキー上達の大事な視点を紹介します。

スキーの動画や画像をいくら見ても、スキーが上達しない人たちはたくさんいます。そんな人たちがゲレンデには結構いらっしゃいます。

うまくなりたいのになかなか上達しない人へ、基本を学ぶというよりもとにかくできない人に贈る,

スキーがうまくなるための必要事項をお伝えします。

初心者や初級者向けではなく、ㇵの字のボーゲンからパラレルになりそうなレベルの方以上のスキーヤーに向けての内容です。

動画や画像よりも、滑り方を理解してもらいたいので言葉で説明します。画像で理解しようとしても、滑っている本人の感覚は姿には表れにくいのです。

ですから、説明を頼りに自分の感覚が私の説明と合うかどうかが重要なところです。

あくまで、主観的な内容も多いかと思いますので、参考になれば幸いです。

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基本が一番難しい⁉

スキーの基本はスキーの板が進んでいくのに合わせて、体も一緒に移動していくことが重要です。

一言でいうと、スキーの板の真ん中にいつも乗っているということです。

スキーは斜面の下に向かって動いていきますが、そのスキーの板に遅れないように前に前に体もいっしょについていくということですが、これが容易なことではありません。

初級者や中級者のかたはスピードも出ていないので、それほど遅れることはありませんし、そもそも常にブレーキをかけているような滑り方なので、真ん中に乗っているのかどうかの感覚が分かりにくいかもしれません。

スキーは落下していく動きなので、スキーの真ん中に乗っていなくても、滑っていきます。

このスキーの面白さはターンです。

ターンが思い通りにできるとどんどんおもしろくなります。

ターンするためには、スキーの板を動かしやすくすることがポイントです。

そのためには、常にスキーの真上に体が乗っていればいい。言うのは簡単ですが、これがなかなか難しいのですね。

スキーでは、この基本を習得することが一番難しいかもしれません。

スキーが上手くなるためのスキーの真ん中に乗るということ

スキーの板の面がありますが、その面に対して垂直に立つという意識ですね。

スキーの板にブーツがきっちりはめられているからブーツは動きませんので、スキー板のセンター立っていることになります。一応、この状態はスキー板の真ん中に乗っていることになります。

この「乗っている」ということは重さがスキー板のセンターにかかっているということです。

スキー板は前後に長いので、前のめりでものけ反っても板が支えてくれます。靴だけなら転んでいるような態勢でも板のおかげで転びません。

そんなわけで滑っているときにちょっとくらい重さがあっちこっち動いてもなんとか支えてくれるのです。だから、スキーの板の真ん中にいなくても滑ることができます。

スケートを思い出してください。歯は短いですね。前後のバランスを崩すと足場のとらえがなくなって転びます。

スキーは板が長いのでこらえてくれるのです。

ところが、真ん中にブーツがはめられているのだから、真ん中に体重がかかっていると思うでしょうが、実は、ブーツを支点にしててこの原理ですよ。

後ろ側に倒れるとスキーの後ろのほうに力(重さ)が集中し、前のめりになるとスキーの先のほうに力(重さ)が集中するようになっています。

それがちょうどブーツの真下にかかるようにするのが、

スキーの真上に立つという状態です。これが真ん中に乗るということです。

左側のイラストのように体はまっすぐにはならないのですが、イメージとして体を前側に倒すという感じです。

さて、この真ん中に乗るということについて、もう少し説明します。

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スキーの板の真ん中に乗るということ

板が平行になってきたレベルからスキーは難しくなる?

真ん中にのって滑ることがどれほど大事なことなのかをわかるには、それなりの滑りができるようになってくることが必要です。

ということは、それまでの滑りでは、真ん中に乗っていようがいまいが、滑ることは一応できるので、滑りの質を求めるならば、大事にしてほしいということです。

スキーの楽しみ方は様々なので、より質の高い滑りをしたいという人には、ぜひ追求してほしい内容です。かっこよく滑りたいと願うならば、このスキー板の真ん中に乗ることを意識していく必要がありますね。

さて、それなりの滑りというのは、板を平行に揃えてパラレルで滑ることができるレベルです。

このパラレルで滑ることができるようになると、この辺りから、スキーの滑りかたのうまいとか下手といった見られ方がされるようになります。

平行にして滑ることができるのは、体がスキーと一緒に動くことができるようになってきたということなのです。

上手になるには斜面に垂直に立つ~谷側に倒れる?

スキーの左右の板が平行なままスキーが向きを変え、ターンをしていくときには、うまい人でも下手な人でも必ずスキーの板が雪面に対して、真っ平になる瞬間があります。

この瞬間とかこの状態は、不安定といってもいいでしょう。

しっかりと雪面をとらえて滑っていた状態から、そのとらえがなくなるような感覚になります。

下手な人は転ぶとか怖いとかいう意識や感じがあるので、すぐに安心したくてあることをしてしまいます。

山側に体を倒してしまうのです。

上手な人は、体が谷側に動いても怖くありません。慣れているからです。

でも、慣れていない人は、谷川に体が動いた瞬間にすぐに山側に戻ります。体が不安定になるから安心できなくて、戻してしまうのです。

こんな状態のターンは、だんだん曲がっていくターンではなくて、くるっとその場で向きを変えてしまうターンです。

これでも向きは変わるので問題ありませんが、カッコは良くないです。

これを解消するには、重心の移動を学ばないといけないでしょう。

この体が傾いたり戻ったりするときに体の重さが前後左右に動きます。

これが重心が移動するというものです。

板の真ん中辺りに、ブーツがあり、そこに人が乗っているのですが、前のめりになればスキー板の前のほうに力が加わりますし、後ろに体を倒せばスキー板の後ろ側に力が加わります。

これは前後だけでなく、左右も同じことです。

わずか10㎝もない幅のスキー板の左右のどちらかに多く力がかかれば、スキーの板はそちらに傾きます。

初心者や初級者は、重心がほぼいつも後ろにありますが、スキーがㇵの字になっているスキーが常にハンドルの役目を果たしてくれています。

だから、ちょっとした重心の移動で曲がってくれます。

ところが、平行にしたスキーが曲がっていくには、2本スキーの板を同じように動かすことができないと曲がってくれません。

2本スキーの板を傾けたり、平らにしたりすることが前後左右できるようになると、平行にしたまま曲がることができるようになるのです。

真っ平になる状態は、スキーのエッジが引っ掛からないので、さーっと滑っていきます。

この状態をスキーをそろえて滑りながらくるんと一回転することできたら、本当に真ん中に位置してスキーが動いているということです。

スキーの上達に欠かせない技術…ピボットターン

モーグルを盛んにやる人はたぶんこのピボットターンが難なくできます。不整地の中を滑っていくには常にスキーの板を自在に回せるスキルがないとダメなんです。

どんな斜面にいてもスキーを回す位置に体を動かせれば、スキーの操作は格段に楽になるのです。

どんなレベルの人にも、このピボットターンを練習する必要はあると思います。もちろん、できていればあらためて練習することはないですが、できないというならできるようになってください。

確実にスキー操作と技術は向上します。

なんとなくできるじゃだめですね。自分が思い描くようにスキーの板がスムーズに回転するまで練習です。反復練習すればまず誰でもできるようになります。

もしもできないとか、ぎこちないというなら、それは体の動かし方がどこか違うことをしているという事です。

私が教えてもらった講師の先生です。この講師の先生のようにピボットターンをできるように練習してほしいですね。

ピボット操作ができるようになると、スキーを操作しやすくなり、パラレルもどきターンから、きれいにだんだん曲がっていくパラレルターンができるようになります。

中級レベルのターンは、谷側に体を投げ出すことが怖くてできないのです。斜面に対して垂直に立つような体制は、不安定な状態なのです。

この不安定な状態を感じて、安定をすぐに求めないでスキーと一緒に動いていくと思い通りにスキーを操作できる感覚を得ることができます。

スキーの操作というものは、かなり感覚的なものが多くて、同じ動きをしていても、個々に感じる操作感覚は異なります。

説明を聞いたり、指摘してもらってもよくわからないことが多いと思います。だから、人の言っていることを自分に当てはめてもしっくりいかないのは当然と言えば当然ととらえて、自分の感覚を磨くしかないと思います。

スキー操作は、この左右の傾きと前後の力配分でスキーの板の動きをコントロールしているといっていいでしょう。もちろん、斜面の状況や滑り降りる速さなど様々な要因が組み合わさっているので、これ以外の要因はもちろんあります。

スキーヤーの重心がどんなふうに動いていくかがとても重要なことは言うまでもありません。

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外のスキーにちゃんと乗る

カービングスキーという形のスキーが主流になって10年以上経ちますが、いわゆるノーマルな真っすぐな長い板のスキーだったころからスキーをしている人は、外のスキーに荷重してターンしていくことを覚えています。

というか、そうしないとターンしないからです。

ところが、カービングスキーはスキーの板自体がターンを導いてくれるように作られているので、外のスキーに乗らなくてもターンができます。

でも、それはスピードがある程度必要なわけですが、スピードに乗って面白いようにターンできるので、スキーの基礎をそれほど知らなくても滑る面白さは感じることができたと思います。

滑る楽しさは正しく滑るということではないので、楽しく滑ることができればそれはそれで何も問題ありません。

ただ、カービングスキーになっても、結局スキーを操るのは人間の体ですから、道具を以下に上手に扱うことができるかが、こうした道具スポーツの大事なところです。

そこで、スキーのターンの仕方については、基本になるのが、誰もがはじめに教えてもらったことのある、プルークボーゲンというものです。

スキーの板をㇵの字にして滑るのですが、このㇵの字に構えた時点でスキーの板は、ターンをする準備ができているのです。

ターンするには、左右どちらかのスキーに体重をかけるとターンしていくのです。

この時、右側のスキーに体重をかけるとスキーは左に曲がります。この時の外側になるスキーが体重をかけたスキーになります。これを外スキーという言い方をします。

このボーゲンという滑り方は次のようなシルエットになります。

この写真の3~5にかけて、左側のスキーに体重が乗っている様子がわかると思います。

滑りの基本はこの外スキーへの荷重です。

この外足への荷重は平行にしたパラレルでも何ら変わりありません。

両足をそろえて滑るときのシルエットは開いている足を閉じた形そのものです。

この滑りは、シュテムターンという滑りですが、外スキー主導の滑りです。

この滑りのように外スキーにちゃんと乗ることでターンを導いていくのです。

これがスキーのターンの基本中の基本です。

カービングスキーが流行りだしたときに、体をターンの内側に傾けて内側のスキーに乗って滑ることができる人が多くいましたが、そういう滑りはある一定の斜面でしか通用しない滑りともいえます。

スピードコントロールがしにくいので、非常に危険な滑り方だと思います。

外スキーのしっかり乗れずに滑っている人の滑りはだいたい縦長のターンです。柳の葉のようなターンになっています。

ターンは円を描くように外スキーの圧を感じながらターンしていくことが重要です。

基本は外スキーに乗って滑ることが上達するうえで欠かせないポイントです。

ズレに乗って滑ること

カービングスキーの出現で雪面をずれずにレールのようなエッジの跡を残して滑ることができるようになりました。

これはこれで高度なテクニックですが、一般のスキーヤーでもできることの滑りは、急斜面になるほど危険です。というのも、この滑りはスピードに乗って滑る滑り方ともなるので、スピードコントロールの仕方がとても重要です。

このカービングターンはターンでスピードをコントロールできないと暴走します。

やはりスキーはどんな状況でもスピードをコントロールできることで安定して滑ることができますし、安全に滑ることができます。

このスピードをコントロールするのは、スキーのズレを活用することです。

これは、初心者から学ぶプルークボーゲンがまさにズレながら滑っているという状態です。

スキーの板に荷重することでスキーの板がしなりターンしていきますが、ズレながらスキーが前に進んでいくということです。

レールのようにエッジがズレずに前に進むのとは異なり、スキーの板が斜めになった状態でズルズルずれて進むのです。

スピードが出てくれば、ズルズルではなく、ザーッという感じです。

滑った後のシュプール(スキーの板が進んだ跡)がバナナの形をしています。

イラストのように、右側のようなシュプールが雪面に残ります。これは、パラレルターンでの滑りです。スキーが斜めになるような感じです。車のドリフトのような感じです。

この練習の仕方は、ボーゲンの滑りを長ーいターンでズレに乗って滑りながらだんだん曲がってくるのを待つ滑り方で感覚がわかると思います。

ズレに乗って滑ることができると、どんな斜面でも滑り降りることできるようになります。

練習方法の動画です。

さいとうtakehiroさんの動画です。私も時々参考にしていますが、初心者からエキスパートまでとても分かりやすい動画を投稿されています。

このスキーのズレを身につけると、スキーの滑りは一応土台が出来上がったということです。

ずらしたり、ずらさないで切れる滑りをしたりと滑りの幅が広がります。

まとめ スキーは外足できまる

スキーのコントロールは外側になるスキーにどう荷重するかが本当に重要です。

こぶ斜面なんか、外側のスキーに乗れていないとまず滑り降りることは無理です。

途中で暴走して終わりです。

外側のスキーを操作してターンするのは、あのプルークボーゲンですから、基本はあの時の外側のスキーの感覚なのです。

そのための3つのポイントを紹介しましたが、これは基本中の基本です。これだけできれば何でもできるということではありませんが、これができないスキーヤーは上手にはなりません。

スキーの板の真ん中に乗る…怖がらないで前に前に行くつもり

外足に荷重してターンする…ボーゲンが基本

ズレるターンを大事にする…ズレズレターンができない人は上達しない

ぜひ、この三つのことを心がけてスキーのスキルアップしていきましょう。

スキーが上手くなる方法!?何するの?ポイント3つ教えます!のお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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