韓国プロ野球は強い!その理由は?気になる年棒は⁉

今、韓国のプロ野球の人気は年々盛り上がっている。日本は現状維持ってところだが。

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世界野球プレミアム12で韓国は敗れたけれど…

世界野球プレミアム12が終わりました。

日本が10年ぶりに見事に優勝しました。しかも、宿敵の韓国を破っての勝利でした。

試合内容を見ても、日本の底力が発揮されたとはいえ、韓国選手の層の厚さと投打ともに日本のレベルとまったく遜色ないということをあらためて見せつけられたように思います。

決勝戦は日本の力が優ったと言えます。ホームゲームのために大きな応援は勝利につながったことは確かなことです。

しかし、その前の消化試合は、決勝戦のための探り合いだったとはいえ、韓国恐るべしでした。

前半に日本が6点リードの7-1となったので、これはワンサイドゲームになってしまうかと思いましたが、その裏になんと韓国が5点をさらりととり、7-6と日本の大量リードは消えてしまいましたね。

日本の先発の岸投手の調子が今一だったし、打たれても投手交代はしなかったせいもあるでしょうが、韓国プロ野球選手はなかなかの実力です。

もっとも、世界野球やらベースボールクラシックやらで世界で戦ってきた日本と韓国ですが、日本は今までの対戦で、

7勝11敗と負け越しています。

韓国のほうが結果から見るといちおう勝っているということです。前回の世界野球プレミアム12でも、韓国が優勝し、日本は準決勝で敗れています。

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韓国プロ野球は日本と戦いながらレベルアップしたきた⁉

日本のプロ野球選手がメジャーリーグでも大いに活躍するようになったのは、日本のプロ野球のレベルが高いということが言えます。

野茂英雄選手の活躍から始まったように思う日本人選手の活躍ですが、世界の野球選手のあこがれでもあったイチロー選手が一気にメジャーの世界を日本に引き寄せたと言ってもいいでしょう。

日本のプロ野球が世界に通用することを今までの世界大会で証明し、日本の野球が注目されました。

韓国の選手も日本のプロ野球で活躍しましたね。

韓国が野球においてはあとから急成長してきたとはいえ、こんなに強くなってきたのか。

過去のとかく熱い戦いとなる野球とサッカーの戦績を見てみましょう。

野球

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での戦績

日本が23勝8敗(優勝2回)
韓国が15勝7敗(優勝なし)

直接対決では4勝4敗であるが、国際大会をすべて入れると日本は7勝11敗

サッカー

国際試合の結果(戦績)

日本代表は307勝146分203敗、勝率は60.9%
韓国代表は484勝221分197敗、勝率は71.1%

直接対決では日本は13勝21分36敗

野球のほうが日本は先輩格ですから、当然戦績は韓国を上回っていますが、サッカーはその逆ですね。最近は、世界ランクはほぼ同じようです。

しかし、野球もサッカーも直接対決では、韓国のほうが日本に優っていると言えますね。

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韓国は投手よりも打つ野球を好む

現在、韓国内のプロ野球は、日本のプロ野球と似ています。

1リーグ制で10チームが対戦しています。

日本の6チームずつの2リーグ制では、年間の試合数が143試合、韓国は144試合です。

試合数はほぼ同じです。

データを比べてみます。

データは各リーグの公式サイトから抜粋しました。

【リーグ打率】
韓国    .287
セ・リーグ .251
パ・リーグ .250

【リーグ本塁打】
韓国    1547本(1試合平均2.15本)
セ・リーグ 718本(1試合平均1.67本)
パ・リーグ 782本(1試合平均1.82本)

【3割打者人数】※規定打席到達者
韓国    33人(1チーム平均3.3人)
セ・リーグ 7人(1チーム平均1.17人)
パ・リーグ 2人(1チーム平均0.33人)

【リーグ防御率】
韓国    4.98
セ・リーグ 3.68
パ・リーグ 3.66

この数字からは、韓国の打撃のデータは日本の数字を超えています。

日本の野球スタイルは投手が中心になりますが、韓国はバンバン打つ野球を観客も好みます。とくに、使用する公式球もよく飛ぶタイプのボールを使用していることもこのデータに現われていると言えるでしょう。

韓国の野球が投手中心の野球の日本と違い、打つことで勝つ野球を目指しているからでしょう。日本の野手がメジャーで成功していないのに比べ、韓国選手は野手で成功しています。

強い韓国になってきたけど、年棒はかなり低い

さて、日本のプロ野球選手に比べて、年棒はどのくらい違うのかというと、

日本の今シーズントップ選手10人は、4億円~6億円以上で、トップは、巨人の菅野投手の6億5000万円です。

いっぽう、韓国のトップ選手は、8000万~2億5000万円で、そのトップは、日本でも活躍した
韓国ロッテのイ・デホ選手です。

日本と韓国では、年棒でもこんなに差があるのです。

もちろん、韓国の野球はまだまだ日本の層の厚さから見たら、トップ選手だけがその実力が飛びぬけているようですが、少なくともこれらのトップ選手は日本のトップ選手と同レベルと言われています。

年棒がこんなにも違いがありますが、年棒が高い選手が必ずしも勝てる力を持っているとは言えません。球団の資産やビジネスの力が当然あるわけですから、韓国の球団が日本に比べてまだ財力が少ないというだけではないかと思います。

そもそも、戦いに通用する選手はその時のコンディションがどうであるかが重要で、今回も日本の主力投手で先発した山口も岸も日本では立派な戦績を持つ選手ですが、今回の試合ではいいところが見られませんでした。

戦績が試合で通用するかどうかは一発勝負ではわかりません。

韓国の強さは文化の違いだからか?

韓国の選手がどうしてこんなに日本に対して闘志を燃やすのかは本当のところ分かりません。

国際試合に備えて、普段から国際試合と同じボールを使用して試合をしているとの情報もあります。勝つために徹底していると言ってもいいでしょう。

日本はどちらかというと、きれいに勝つとか、冷静に戦うとかそういうイメージが強いかもしれません。泥臭い勝ち方を好みません。

だから、韓国に気合負けしているようにも思いますね。

過去の戦争の歴史がそうさせるというのであれば、それもそうでしょうし、当然のこととも思えます。すくなくとも、隣国同士であるけれど、政治の世界や文化も異なります。

徴兵制がある韓国では、兵役を経験してくれば、精神的にも相当に鍛えられるでしょう。日本の若者が戦争反対と言っている世界とは、比べることはできないものではないかと思います。

そうした文化の違いもあり、政治的な意味合いもあり、そして、過去の歴史もありと、理由になりそうなものはあります。

私たち日本人にも、韓国を敬うよりも蔑む時代があったことは確かなことですから、そうした歴史的な感情は戦いの世界にあらわれるのかもしれません。

今、韓国では、正式種目であった北京オリンピックで金メダルととって以来、韓国プロ野球の盛り上がりは年々続いており、最近では、球場での様々な工夫がされ、多くのファンが野球観戦で楽しむようになっているようです。

韓国プロ野球が日本のように発展してくることは間違いなく、多くの若手選手が日本のプロ野球で活躍することになるでしょう。そして、韓国のプロ野球がどんどんレベルアップしてくるわけですから、今後の日韓戦はますます燃え上がることでしょう。

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