SDGs小学校の総合学習教材におすすめは林業⁉低炭素社会の実現に向けて

この写真は現代と江戸の頃の山の様子を比べたものです。江戸の頃は山に木がほとんど生えていません。薪や炭にするために利用していたのです。

地球温暖化対策は進んでいるのでしょうか。

経済と環境問題は現代社会の大きな課題です。しかし、今を生きる人たちには将来のことを重視する姿勢がどのくらいあるのでしょうか。

SDGsが大いに注目されていますが、身近なことを取り上げるのは取り掛かりやすいものですが、もっと大きな課題に向き合っていく必要がありませんか。

小学校の子どもたちに将来の日本を考える上で、林業の復活を働きかけてほしいと思います。

脱炭素もいいけれど、森林の活用によって確実に低炭素社会になることを、日本の国土の特色を生かして取り組んでいくべきだと思っています。

子どもたちに森林の存在を教え、林業への希望を持たせてみませんか。

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小学校のSDGsは日本の現状を教えよう

持続可能な開発目標19項目ですが、どれもこれも大事なことばかりで、しかもそんなに真新しいことではなく、今まで生きとし生けるものにとって大事にされなければならないとされてきたものだと思います。

小学校の総合的な学習の時間において扱われるような課題もありますし、学校の特色ある活動としても取り上げることができるものもあるでしょう。

そもそも学校の活動に挙げられるものはほとんどSDGsに関係づけることができます。

ですから、すでに取り組んでいる学習や活動がそのままSDGsになるでしょう。

身近な問題や課題を取り上げることは、子どもたちも興味や関心を持ちやすいので、それはそれでいいのですが、今この日本や世界は将来の生活や地球環境に大きな不安を抱えています。

その一つが環境問題です。

環境破壊や地球温暖化の課題は、今すぐに何か変わってしまうということではないために、私たち日本人も危機感を日々感じてはいません。

子どもたちも先生も環境問題を軽く見ているなんてことはありませんが、急務であるとはとらえてないでしょう。

自分たちの生活が日々何の問題もなく送れている陰で、確実に環境破壊は進んでいます。

経済活動が盛んになればそれだけエネルギーを消費し、地球温暖化は進むでしょう。どこかで大きな変革が必要です。でも、企業と政治の結びつきは解消することは困難で、利権が正しい選択をさせてくれないのが今の世の中の仕組みなのです。

こんなことを子どもたちに話してもわかりにくいですし、必ずしも利権が絡んで大きな世界的な課題が生まれたというわけでもありません。

日本が抱える問題を考えていくときに、将来の日本はどうあるべきかを子どもたちにできるだけ早く教えておくことはとても大事なことです。

世界の中でも日本はいろいろなことについて考え方が進歩していない感じがします。それは教育の責任です。日本の現状は決して安泰ではないし、むしろ危機的な状況がたくさんあることを丁寧に教えていくことが小学校の段階でも重視すべきです。

6年生の社会科で歴史を勉強しますが、明治以降の近代や日本の抱える社会情勢について多くの時間を割くべきだと思っています。

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教えることは小さな課題よりも大きな課題

持続可能な発展目標としてやはり一番に取り組まなければならないことは、地球環境や資源の保全です。人間社会が地球上の生物の頂点になっているのですが、あまりにも環境破壊をしてきてしまいました。その環境破壊の原因は便利すぎる生活です。

便利さを追い求め過ぎたことで、大量生産に大量消費と後のことを考えずに、経済活動にばかりに傾注しすぎた結果です。

世界的な課題となっている地球環境の問題は、多くの観点から見直さないといけないと思います。

日本の抱える問題の一つが自給自足の問題です。

これからの世界は世界は一つではあっても、それぞれの特色を生かした地域や文化があるわけで、それらを最大限に生かした人々の生活を構築していくことが自給自足です。

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自給自足の大切さ

先進国の中で日本の自給率の低さはすでにご存じのように輸入に大きく依存しています。

日本の現状では、第一次産業の従事者が激減しています。それは、その産業では生活していくことが難しくなっているからです。外国からの安い食料や資材を輸入していることで、日本の産業が衰退しています。やりたくても食えない仕事に人は集まりません。

介護の現場でも同じですよね。若い人が介護の現場に入っても、その給料の安さから生活できずに職を変えるということになってしまうのです。

どうしてそうなるのか、それは国家がそうした職業を十分に支援できていないからです。工業などの産業に力を入れても、農業や漁業を守ろうとする力のかけ方が外国に比べて全然低いのです。

諸外国との外交は大事ですが、自国の力を本当に貯えているのかどうかが心配です。

政府は大企業を守ります。政治献金はものすごいのですから。どうしても贔屓目になります。政治の仕組みもいけませんが、国家のプロジェクトとしてもあいまいですし、関係省庁が連携できていないのが日本の大きな問題点です。

自給自足の力を蓄えることは国力につながります。

依存度が大きいということは、バランスが悪い証拠です。

どんな国にしたいのか、それが残念ながら打ち出せていない。あれもこれもと取り入れるばかりで全部中途半端です。そんな感じしませんか。

教育界の方針もそんな感じです。文部科学省の方針では日本の将来は変えられないでしょう。それだけの目標が見えていません。日本の将来の姿がはっきりしていないのです。

だからこそ、先生方が自らの手で子どもたちの意識を変えていくことがとても大事になってきます。いい大学に入って勉強すればいい人材になる?大学を出てきた人が日本を支えているわけではありません。多くの国民が正しく日本の将来を捉えるようにならないと、日本は変わりません。

もっと子どものうちに大事なことをきちんと教えておかないと受け継がれていきません。大人になってからでは遅いのです。

林業が大事なわけ

日本の国土の3分の2の面積は森林です。

人工林の面積は、50年前の3倍に増え、森林資源は世界第2位になっているのです。

これを利用しないなんてことはおかしいことです。

確かに、木を切りだしてくるだけで多くのコストがかかるわけですが、国が林業再生に前向きではないところに問題があります。

多くの木材が生産できる環境がありますが、現在はその山も管理が行き届くことも難しく、荒れ放題や海外に売られているなんて状況です。

管理できない高齢者は、高値で買ってくれるならと、山を外国人に売っています。知らない間に日本の国土が海外の手に渡り、私有地として勝手に利用されます。

突然山の中に工場ができたり、木が伐採されたり、個人のものであればどうにでもされます。

日本はこうした環境を大事に守っていく法律が整備されていないようです。

そうした日本の姿勢も外国から見透かされているのかもしれません。

外国では、農地を保全するために住宅を建ててはいけないとか作物はこれを育てるとかきちんと将来を見据えた取り組みがされているらしいです。

ところが、日本は田畑のあるところにどんどん住宅が立ち並び、平地の農地が減っています。山間部では、農業の担い手がなくなり、農地は荒れ放題です。

山を守る人がいなくなっています。価値のなくなったという言い方はよくありませんが、価値がある物にしていないことが問題なのです。

山の恵みを大いに活用するべきです。そもそも日本は木材の生産が全国どこでもできるくらいに生産量があるはずです。

木材を利用した建築は現在大いに見直されています。日本の家屋はそうした特色を生かしていくべきです。加工しやすく、始末もしやすい。環境に負担を掛けないのが木材ではないでしょうか。

林業の再生を今こそ推し進めるときです。

この資料をご覧ください。

森林整備や木材利用に関しては、森林吸収量の目標達成に向け平成19年度
(2007年度)から毎年55万 ha(6年間で330万 ha)を目標とした間伐に取り組んで
いるほか、炭素を貯蔵する資材である木材の利用拡大や用途開発等を進めている
このような森林整備や木材生産を担う林業は、国産材の安定供給への期待の高
まりなど追い風ともいえる状況もみられるが、採算性の悪化など依然として厳し
い状況にある。また、森林が所在する山村は、林業生産活動の停滞等も相まって、
人口の減少・高齢化が進行しており、山村の地域資源である森林の適正な管理に
支障をきたすことが危惧される。このため、生産・流通・加工の各段階のコスト
ダウンにより、林業の採算性の向上を図っているところである。
木材の新たな用途の開発とこれを基にした新たなビジネスの創出は、木材の価
値を飛躍的に高める可能性がある。また、排出量取引やカーボン・オフセット等
の新たな取組は、森林の二酸化炭素の吸収機能や木材利用による二酸化炭素の排
出削減機能に対して経済的な価値を付与し、新たな収益を生み出す意義を有して
いる。両者の収益を山元に還元することにより、林業の採算性の向上がもたらさ
れ、林業の活性化、林業を基幹産業とする山村の活性化が図られることになる。
さらに、排出量取引等の新たな仕組みは、森林との関係が希薄になっている都会
の消費者と森林を擁する山村とを結ぶ社会的な意義をも有している。
林業・山村の活性化を通じ、山村の豊かな森林を林業が守り育て、その恵みで
ある木材を無駄なく使っていくことが、低炭素社会の実現の鍵となろう。
引用:平成21年度林業白書

さらに、このような木材の建築物への利用についてのレポートがあります。

地球温暖化対策としての建築分野での木材利用 の促進

木材の活用においても、海外と比べて日本が遅れをとっていることも本当に日本は森林を生かしてこなかったことが失敗です。ここで大きく舵を取り、林業再生に向けて子どもたちに働きかけていくべきです。

まとめ SDGsは社会を知るために必要

子どもたちにこれからの社会をつくっていく道しるべを見せていくべきです。

大人たちの考えや行動が現在の世界をつくっているのですが、将来のことを大事にしてきたとは言えないのが日本の歩んできた道です。

これからは、100年先を考えて今何をすべきかを教えていくことが本当に重要なことです。

学校の勉強は、受験対策になってしまっては悲しいですね。

エリート人間を生み出すことも必要でしょうが、誰もが大事にしようとしなければ、その価値はなくなってしまうのです。日本の林業や木材利用がそのいい例ではないでしょうか。

多くの人が大事に考えることができれば、それが多くの人に支持され、息を吹き返すこともあります。

小学校から子どもたちに教えましょう。SDGsの学習材として、日本の大きな課題である林業再生を投げかけていきましょう。

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