小学校の席替えはこんな方法でやるといい!席替えのポイント教えます!

日本の学校教育の普遍的な姿 どこに座るのかは子どもたちの大きな関心ごとだ

小学校生活で子どもたちがとても関心を示す席替えです。どうして席替えしたがるのでしょうか。

そもそも席替えをする習慣にしてしまっているから、子どもたちも席替えで何かしらいい思い出があるのでしょう。

席が変わることで、何かが変わる、何かがよくなる、ということを期待してしまうのです。

子どもたちは、仲の良い友達と一緒に座りたいということに期待しています。子どもたちは学級の子ども誰とでも仲が良いわけではなく、常に同席する友達といかに上手に生活していくかに少なからず神経を使います。

自分のことが精いっぱいで相手のことを思いやることがまだまだ発展途上の小学生にとっては、本能的に気の合う人を求めるのでしょう。また、自分の落ち着く環境にいたいという欲求があります。

誰がどこに座るかで学級の雰囲気や生活が影響を受けることがあります。

学級は小さな社会です。この小さな社会が安心安定していることはとても大事なことです。

しかしながら、全員がいい思いをするなんてことはまず不可能で、いい思いをしている人がいるのは、我慢している人がいるということになるでしょう。

学校生活はすべてが教育活動ですから、席替えによって、子どもたちの考え方や友達関係が向上したり改善したりしていくことを教師は大事にしてほしいと思います。

席順によって生活が向上したり、学習が円滑に進んだりすることがあります。そんな席替えをどのように考えるのか、どんな方法がいいのかをみていきましょう。

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小学校の席替えの意味と目的

小学校では、学級生活のほとんどの時間を小さな教室空間で生活するために、様々な場面に応じた配慮が必要です。その配慮の一つとして席順があります。

この席順は、学級の人間関係や学力、生活態度に左右されるとともに、席順によってこれらの諸問題を改善していく手だてにもなります。

教師の意図した席替えによって子どもたちは自分を見返したり、向上心をもったりして、席替えによって人間関係を改善することも可能といえます。

小学校の席替えに限らず、席替えは教師の指導上の配慮です。ですから、子どもたちの要求でするものでもありません。

小学校生活で多く行われる席替えは、そのほとんどが人間関係をよくするために行うものです。

少なくとも小学校では、同じ担任の先生の授業をほぼ一日中受け、同じ仲間とずっと一緒に生活するのですから、気分を変えたり、経験を重ねたりすることを様々な場面を通して教育していきます。

席替えも席が変わることで隣や前後の人間が入れ替わり、班のメンバーも変われば、また違う世界となります。席替えによってまた新たな指導に展開していくことにもなります。

それは、授業においても大きく影響します。授業は一人で受けることほとんどなく、必ず友達とかかわる場面があります。その友達が自分の近くや隣にいることで集中力が増したり、その反対に注意散漫になったりします。

つまり、教師が一番注意することは、授業中においてよい影響を与え合う席になっているかです。当然のことながら、お互いに良い影響を与えない人同士が席を同じくすることは授業の運営にも大きく影響します。ですから、席替えは、人間関係を育てる席替えと学習に良い影響を及ぼす席替えであることが基本となるでしょう。

それ以外の目的の席替えははっきり言って何かの事務的な意味合いを持っているものです。

ここでいう小学校の席替えは子どもたちが席を変えることで生活上の力や学力に結びつかなければならないものです。席替えの指導上のねらいは何かというと…

  • 人間関係をそだてるため
  • 授業を円滑に進めるため

この2つが席替えの目的です。この二つ以外には目的はないといっていいでしょう。

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小学校の席替えの方法

小学生は、席を変えるとなると、子どもたちはほぼ間違いなく喜び、口々に言いたいことを言います。そして、思い通りの席替えを望みます。しかし、それはまず叶いません。

 

なぜなら、席替えは自分がそこに座りたいといっても人気の席があったり、敬遠する席があったりして、さらに、だれがどこにいるかによって雰囲気も大きく変わることもあるわけです。

自由に席を決めるなんて場合でも、みんなで少しずつ我慢したり、譲り合ったりして決まるものです。

教師が席を決める場合においても、全体のバランスや子供一人一人の性格などを見比べながら席順を決めていきます。そこには、このくらいは我慢してとか、この席ならこの子も安心だろうとか、そういった配慮があります。

子どもたちは席替えが大好き⁉

小学校の場合、席替えの方法は次のようにあらかじめ教師が子どもたちに席替えについてどうするのかなどを話しておくことが必要です。

  • 定期的に必ず行う
  • 必要になったら席替えをする。 判断するのは、先生

この二つのうちどちらかの方法をとります。この二つの約束以外に実行してはいけません。

なぜなら、席替えは子どもたちの要望でするものではなく、教師の指導上の配慮だからです。

では、その席替えの方法についてみていきましょう。

小学校の席替えで先生が決める方法

小学校でも中学校でも、先生が子どもたちの実態を把握して、何を優先するかによって席順を決め、その通りに席替えをする方法があります。これは、教師が前もって子どもたちの生活の様子や人間関係を考慮して細かく席を決めます。

授業中の円滑な学習を支えるための席順であったり、様々な人間関係を考慮しながら、気持ちよく生活できるようにした、隣にだれが座ることでどんなプラス面が生まれるかを考えた席順です。

教師が様々な視点で席順を考えますが、主な視点は次の通りです。

  • 身長を考慮する…黒板で教えることが非常に多い。すぐに見ることができる席順は子どもにストレスを与えない。
  • 学習への集中を考慮する…注意が散漫になりやすい人間関係は避けて席を決める
  • 男女の交流を考慮する…男女が互いに協力することに慣れさせる
  • 友達関係を考慮する…トラブルや問題行動につながる席順はさける
  • 子ども一人一人が抱える障害的な要素を考慮する…学習障害や視力など教師が手をかけてやる必要があるが、席順はその効果が明らかに出る。

教師がある意図をもって席替えをしますが、その責任は教師が当然持ちます。よいこともあれば、反省もあります。

しかし、子どもたちの自分勝手な要求に対しては決して振り回されてはいけません。子どもたちは先生のやることをじっと観察しています。そして、毅然とした態度で堂々とやる先生には、間違いなく子どもたちはついてきます。

小学校では、教師が決める席替えは、事前にしっかり考えることが必要です。何万通りもある中からある程度妥協して、その席順を決定します。

はじめのうちは、子どもたちは文句は言います。しかし、どんな席替えをしても、全員が漏れなく満足するなんてことはありません。だれかが喜べば、誰かががっかりしています。

だから、席替えはさっさと決めて、すぐに生活に入っていったほうがいいのです。時間がたてば、たいていの場合は、その環境に慣れます。

大事なことは席替えをした後の行動や様子です。

席替えによって生じた良い行動はすぐにほめること。逆にマイナスな姿になっている場面については何度も繰り返すようであれば、よく話を聞いてやるなどの指導がとても大事です。

小学校の席替えをくじ引きでやる方法

小学校に限らず、席替えの方法でくじ引きでする先生方は結構多いです。手っ取り早く子どもたちも大いに喜びますので、イベント的にやってしまうこともあるのでしょう。くじ引きで席替えをしても面白さは確かにあるでしょうが、指導する意味から考えると、まったくナンセンスです。


この方の思い出のように小学生の生活の主体は学級です。その学級内の自分の席の廻りの環境が非常に大事なことと言えますね。

くじ引きの結果によっては、なってならない席順であったり、生徒指導上に問題がある結果になってしまうことがあります。その場合に、それを解消するためには誰かが席を交換する必要が出てきます。せっかくくじ引きをしたのにくじ引きの意味がなくなります。

席替えをくじ引きで行う場合は、その学級がどんな学級であるのかをきちんと把握しておく必要があります。

席替えによって問題が生じることがあるならば、そういった問題にならない方法を選ぶのが大事なことです。くじ引きはどうなるかわからないものなので、どんな学級集団であるかによって、くじ引きの結果は変わってきます。

くじ引きの方法で席替えをするにあたり、以下のような条件が必要でしょう。

  • 学級内が仲がよくて、分け隔てない関係がある
  • 約束をよく守る雰囲気がある
  • 教師と子どもたちの関係がよい
  • 席替えの目的がなんであるかをよく指導してある

小学校ではくじ引きで席替えができるクラスを目指すことができれば最高です。しかし、クラスに人間関係の問題がある場合はやらないことが賢明です。

小学校の席替えを自分たちで考えさせる方法

小学校では、くじ引きでもなく、先生に任せるでもない席替えはあります。それは、自分たちで席順を考える席替えです。

この席替えは、子どもたちのリーダー性が十分に育っている状態で行うものです。先生が決めるわけではないので、子どもたちにどんな目的でどんな席替えをするのかをはっきりとさせてから実行します

この自分たちで考える席替えは、いつもやる席替えではなく、自分たちで話し合って気持ちよく生活できるような席を決めたいという場合に行うことが適当です。

なんといっても、自分とだれが一緒の席になるのか、だれがどこにいるのかを自分を含めてみんなで考えて決めるのです。とてもめんどくさいことです。もめることが多いです。それも話し合って決めるのですから、時間もかかります。

このために時間を確保してやることですから、この席替えを通して何を学ばせるのかを中心に実施したほうがいいですね

小学校では、好きなもの同士の席がいいとか、いままでなったことのない人となるとか、さらに、班長が班員を選ぶのはどうかとか、いろいろな案を子どもたちは考えてきます。

自分たちで席を決めることがどれほど大変なことなのかを実感させることも経験させることも学習上の配慮と考えられます

実際に、自分たちでいろいろと話し合ったり、決めたりする中で単なる席替えではない裏側にある人間関係とか自分の考え方とかを見返しさせたい場面で実施してみるといいと思います。

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小学校の席替えでやってはいけないこと

これは、答えは簡単です。

教師がどんな目的かをつかんでいない席替えです。子どもたちが文句を言ってきたからそれに合わせて、迎合してしまう席替えです。

席替えの責任は、すべて教師にあります。

学校の授業を行うことが教師の仕事です。それは、子どもたちのために授業を行うのであり、その授業の成果を左右するのが教師の指導です。

その指導内にあるのが、教室の席なのです。

さまざまな問題や課題を解決するための一つが席なのですから、やってはいけない席替えは、子どもたちの文句で席替えをすることです。

文句と要求はちがうので、きちんと理由があって、子どもたちからの提案で席替えをしたいということであれば、その声には向き合っていくことは大事です。

席替えは子どもたちが素直に受け入れらるように事前にきちんと指導して、そのうえで実施すしましょう。安易な気持ちでの席替えは、子どもたちにも良い影響は与えません。

小学校の席替えでこんな席替えやってました

私が実践していた席替えです。

くじ引き

この方法は前述したように、仲の良いクラスの時にやりました。

席替えの目的は、いろいろな友達と話せるようになったり、かかわることができるようになったりすることなので、この目的を子どもたちに理解させたうえで、毎月実施していました

ちょっと工夫して、くじ引きのスリル感と指導上の配慮を加えた席替えです。

  • まず、班長を6人決めます。立候補で決めることが多かった。班長が女子だけとか、男子だけの月もあった。班長は意欲があることを優先した
  • つぎに、班長以外の子どもたちを男女比が均等になるように人数配分した班人数表をつくる
  • 班の人数表に従って、くじ引きをつくる
  • くじを引く

ここまでやって、班のメンバーが一応決まる

  • このあと、班のメンバーを見ながら、先生が班長を振り分ける
  • 出来上がった班のメンバーを一応子どもたちに確認のために了承を得る
  • 最後に、どのあたりの席に自分たちの班が座るのか班ごとに集まって希望をとる
    ※これは、班の場所を6つのエリアに分けておいて、希望を聞きながら、決定し、その場所ごとに班の話し合いで自分席を決める。ほぼ男女で席を並べることを条件とした。

席替え表

このやり方を一か月ごとにやりました。

席替えの時間は、ちゃんと授業時間できちんと時間をとってやります。くじ引きのくじもなれてくると5分で完成です。

席替えは、どんなクラスであっても、どんないい方法でやっても必ずと言っていいほど、課題が出てきます。その課題は、問題ではなく、その課題を乗り越えることが子どもたちの学習と思います。また、新たな課題がでてくることは、その席替えの在り方を教師が見返す時でもあります。

指導に完璧はありません。少しずつの調整や見直しが必要です。席替えも必要に応じて、子どもたちに状況を話し、席替えをすることもありました。

一番まずいことは、一方的に話をして変えてしまうことです。大事なことは、子どもたちにもきちんと話をして、理解を得ることです。失敗もありますが、話せば子どもたちもわかってくれます。

まとめ

小学校では、子どもたちに気分を一新させたり、生活の節目とさせたりするためにも、時々席替えを実施して、マンネリ化しやすい生活を解消しています。小学生の集中力や緊張感に時々手を入れると世界もちょっと変わります。

教師の指導の手立てはほんの少しのことです。その繰り返しで子どもたちを日々何ミリか成長できればという立場でしょう。

席替えも大きな成果を求めず、繰り返しながら子どもたちもその席替えを前向きにとらえていかれるように、教師もこの席替えを楽しむようにすることが大事です。

席替えをすることで自分たちが成長しようという心構えができてくるといいですね。

小学校の席替え方法のポイントをもう一度確認します。

  • 席替えは、友達ともっと仲良くなるために行う
    ※いろいろな友達と触れ合うことで勉強になる
  • 席替えは、授業を円滑に進めるため
    ※授業への集中や教師の支援のしやすさ
  • 席替えは、基本的に先生が決めたほうがよい
    ※指導するためにどの席にだれが座り、だれが隣がいいかなどを教師が指導の手立てとして持つものです。
  • くじ引きの席替えは、仲の良い学級や学習規範が育っていることが条件
    ※問題が生まる原因ともなりやすいくじ引きは安易にやってはいけない。子どもたちの安心で安定した生活を保障するのも教師の指導です。

席替えは小学校生活の楽しみの一つでもあります。子どもたちが何かを期待する席替えを教師も願いを寄せ、席替えを楽しみ!?ながら指導にあたっていきましょう。

小学校の席替えはこんな方法でやるといい!席替えのポイント教えます!のお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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