多額の借金を抱えることになるであろう沢尻エリカだが、数億と言われる巨額の賠償金はどう払うのだろうか。
いろいろとささやかれているが、今回の逮捕で、犯罪を犯してしまったわけなので、芸能界への復帰は非常に難しい。
ましてや、CMなどの出演ギャラも入ってこない。いわゆる、無職状態である。
仕事がないのだから、収入はない。いくら売れていた女優さんでも、億単位の借金をすぐに払うことはできないだろう。そんなに資産があるとはみられていないようだ。
では、どうするのか?
芸能ニュースでは、AVへの転向とか、あえて「脱ぐ」世界からのオファーに応えれば、今回の借金は、簡単に返せるのだそうだ。
今回の注目だけでなく、今までの沢尻エリカの名前は十分に商品価値が高いということだろう。
そこまでしないと返すことができない状況になれば、このAV系の世界での収入はかえっておいしい話ともいえる。
かつて同じような事件でAV界に転身した小向美奈子はDVDが20万枚売れたそうで、それはいまだに破られていない記録だとか、また、タレントの坂口杏里はAV女優になり、5作品で5000万のギャラが入ったという。
沢尻エリカほどの女優がもしも、このように転身したら、巨額のギャラが入ってくることは間違いないだろう。
しかしこれは最終的な手段である。
他にどんな方法があるのか?
それは、33歳のまだ若い女優さんであるから、愛人として支援してくれる人がいるだろうということだ。
世のお金持ちで、これほどの女優を愛人として抱えることができたら、幸せを感じるのではないか。
沢尻エリカに数億を投資するようなものだが、その見返りはどうなのだろう。
世間にさらされる沢尻エリカもそのうちに世間からは忘れ去られる。それでも、この美貌に数億のお金をつぎ込むという男性が現れてくることは十分に考えられる。
愛人としての価値は十分すぎるぐらいにあるので、もうそれなりに動き出している男性がいるのかもしれない。
こんな人生の大失敗を犯してしまった沢尻エリカであるが、芸能界は今までも多くの借金を抱えた芸能人をちゃんと復活させてきた。
もちろん、巨額の借金を抱えてしまった当の本人が、たゆまぬ努力をしてお金を返してきたことに他ならない。
そんな巨額な借金から復活した有名な芸能人がいた。
- さだまさし…
35億円を年間100回を超えるライブ活動などを中心に精力的に活動し、30年で返済した。 - 矢沢永吉…
30億円を自分自身がこうした境遇になったことをさらに自分のカラーとしてとらえ、あきらめなかった。日米ツアーや俳優に挑戦するなどし、6年で大方返済し終えたという。 - 加山雄三…
ホテル経営の連帯保証人として、20億円ほどの借金を抱え、さらに、スキー場への投資など100億円も。しかし、バブル崩壊で倒産。想像を超える巨額の返済をしなくてなならなくなった。精力的にテレビ出演なども行い、9年間でほぼ返済し終えている。
沢尻エリカも頑張ればとはなりにくい。なぜなら、復活した芸能人のほとんどは、犯罪を犯したわけではない。ゆえに、芸能活動を続け、芸能界で頑張って仕事をし、返済したのである。
沢尻エリカには、その芸能界での仕事がもうできない可能性が高い。
そうなると、よく耳にするのが、自己破産か?となるわけであるが、この自己破産はだれでもできるというわけではないようだ。
沢尻エリカの場合、芸能事務所に所属しているので、今回の賠償金は一旦事務所が肩代わりすることが可能性としては大きい。
そして、事務所が沢尻に返済を求めるという形になるだろう。
そこで、いくつかの返済方法を債務整理の観点でまとめてみた。
- 任意整理…
債権者と直接話し合って、返済方法を取り決める方法。いつまでにどんなふうに返していくかを両者で話し合って決める。 - 特定調停…
債権者との話し合いを裁判所が間に入って行うものです。任意整理を裁判所が仲介しながらやるので、債権者と債務者が話さないで調停していくものです。対等な立場で話し合いが進めやすい。 - 個人再生…
裁判所に申し立てをして、返済額を大きく減額してもらう方法。してもらえるかどうかは裁判次第ということ。ちゃんと支払えることが必要。 - 自己破産…
裁判所に申し立てをして、返済義務をなくしてもらう方法。借金がいくらでもすべての返済を0にすることができる。99万円までなら、自分の財産を残しておくことができる。破産後の財産は自分のものにできる。世間に知られることはなく、必要な書類(住民票、免許証など)にも記載はない。
この4つの方法があるが、いわゆる芸能界への復帰は無理だろうから、多額の借金を返していくための収入は激減する。何か大きな収入を得られる仕事に就けるといいのだが、起業するなど自分で稼ぐスキルがあればの話だ。しかし、億という金額はお金がないと稼げないものではないかと思う。
そうなると、自己破産して、静かに暮らしていくという選択しかないのだろうか。
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