アマゾン森林火災の範囲はもっと増える?森林破壊が止まらない本当の理由とは⁉

焼き畑による農地の拡大をしなければならないわけがあるのだ。それは…?

アマゾンの森林火災はアマゾンの範囲から見たらまだ少ない?異常な速さで森林破壊が起きているその原因はブラジルの経済発展に他ならない。

一向に止まることのないアマゾンの森林破壊の原因は、ブラジルの農産物の輸出と大きな関係がある。

どうしてこのブラジルアマゾンの森林破壊が続くのかを調べてみた。

アマゾンの森林火災は熱帯雨林だから起きている?

アマゾンの森林火災がニュースになった。広大な面積の熱帯雨林が消滅しているらしい。

どのくらいの範囲が消失しているかというと、広大なアマゾンの森林はほんのわずかなのである。ほんのわずかといってもその規模はアマゾンの森林に対しての焼失面積なのだが、ブラジル政府にしてみれば、あまり危機感は持っていないのかもしれないのだ。

この火事は自然発生しているものではないらしく、人為的なものであることがわかっているようだ。

ということは、わざと火事を出している?人が森林を燃やしている?ということだ。

アマゾンと言えば、世界有数の熱帯雨林地帯で、地球上の酸素を生み出しているとか、二酸化炭素をたくさん吸収していくれているとか、そんな理解をしている人が多い。

地球にとってはなくてはならない場所であろう。地球の肺ともいわれている。

そんなアマゾンでの森林火災が止まらない。

それも、人為的な火災である。

この火災の原因は、森林開発つまり熱帯雨林を農地に転用しているためである。

アマゾン熱帯雨林はそもそも農業に適さない

どうして、森林を焼くのか?

焼畑である。焼畑農業とは、熱帯雨林の地域では昔から行われている農業である。

そもそも、熱帯雨林という土壌は農業に適していない。

それはなぜかというと…

広葉樹は日本などの温帯地域では、落葉し、それが時間がかかって分解され、腐葉土となり、肥沃な土地を形成する。

しかし、熱帯雨林では、落葉しても気温と湿度が高いために、分解が速く生物間を移動しているだけで栄養分が土壌に貯まらない。また、落葉した葉はシロアリによって裁断され、巣に運ばれるため、土壌には残らない。

こうした土壌は酸性なため、農地としては不適切だ。

土壌の栄養分は非常に薄く、多くの降水によって流されやすい。

こんな土地で農作物を作るために行われているのが、焼畑農業なのだ。

熱帯雨林を焼いて灰をつくることで、土地が一時的にアルカリ性となる。

そのため、農作物を育てやすい土壌になり、農地に生まれ変わるということだ。

しかし、長い時間をかけて農作物に適した土壌にしたわけではないので、一度作物を作って収穫すると、もう栄養分はほとんど残っていないため、繰り返し作物を作ることが困難である。

そのため、あらたに森林を焼いて、農地を確保していくことになる。一度作物を作った土地は牧草地として利用し、酪農用に生まれ変わる。

はじめから牧草地として活用している場所もある。

ブラジルの耕作可能な面積は約2億6,000 ha、それは国土面積の約30%を占め、その中でセラード地域は1億7,000万haの農業適性地を持つとされている。現在使用されている農地面積は、約6,000万haでそれは4分の1にすぎず、拡大な耕作可能地が残されている。これからもブラジルのセラード開発は、政府の農業開発政策上、重要な位置づけにある。

引用:一般社団法人 日本ブラジル中央協会 会報『ブラジル特報』 2010年3月号より抜粋

こうして、アマゾンの熱帯雨林は農地開発のためにどんどん焼かれているということらしい。

もちろん広大な農地を繰り返し利用できるような指導も行われてはいるが、焼畑に対して行政の指導や農業対策が追い付いていないのが現状のようだ。

アマゾンを抱えるブラジルの農業発展と森林破壊

こうした森林破壊の裏には、ブラジルの経済状況があるからに他ならない。

ブラジルの農産物の輸出は、農業輸出量は、世界1位2位であり、世界の人口増加を支えているのは確かなことだ。

大豆、砂糖、コーヒー豆、牛肉、鶏肉、オレンジがいずれも生産量で世界1位ないし2位を占めており、今後世界の人々の生活レベルが上がるにつれて、ますますブラジルは、その供給基地としての重要性を増していくといわれている。

さらに、環境や優しいバイオエタノールのブラジルの生産量は、アメリカに次いで世界第2位、世界最大の輸出国である。しかし、サトウキビを原料とするブラジルのエタノール生産方法は、サトウキビ生産拡大とともに、サトウキビ畑による森林破壊を助長しているのはないかと心配されている。

有り余るようにみえる広大な森林。森林破壊のスピードを止めることができなくなっている。

サトウキビ価格の高騰により、農家の転作が多く発生しており、大豆などの食物栽培から農家がサトウキビ栽培に転換する農家が増える傾向がある。

そのため、新たな大豆生産や牧畜のための森林開拓が加速しており、結果としてアマゾン地域における大豆生産が拡大し、森林破壊の大きな要因となっている。それは大豆を原料とするバイオディーゼルの生産増も、大豆畑拡大を促している要因となっている。

まとめ

アマゾンの森林火災の範囲は、これからもどんどん広がることだろう。

農地をさらに拡げていくことがいわゆる国家が求めるような状況なのだから止まらない。

ブラジルの経済発展は農業輸出が欠かせない。これを支えるのがアマゾンの森林になってしまっている。止めることは食糧補給を止めることになってしまう。

ブラジルの貿易相手国の第一位は中国であるが、日本もその5位以内には入っている。ブラジルアマゾンの森林破壊は、ブラジル以外の国々を支える食物のために行われているといっても過言ではないだろう。

アマゾンの森林破壊はブラジルだけの問題ではないのだ。

現代社会の飽食や食物廃棄などの問題は地球環境を変えているのだから。

現代生活を便利に豊かにと過剰に求めすぎてきたと反省し、変えていかなけばいけない。

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