小学校や中学校の朝の会は、一日のはじまりですが、指導的なお話ばかりでなく、うんちくも時には話してやりましょう。
子どもたちに「へー⁉」そうなの?とか「うそ~!?」なんて声を上げさせてやりましょう。
今日、先生がさあ、こんなこと話してくれたんだよ。って家に行って話すかもしれませんし、話題に上がるなら、子どもも親にもためになるかもしれません。
朝の会のネタにおすすめ⁉先生の話【食べると怖い食品その1】
ここに紹介する食品は、内科医からの情報です。また、厚生労働省のホームページでも以下の食品の成分や調理したときに生成される物質が研究の結果、人体に有害なものであることを説明しています。また、以下の食品の中には、日本では普通に食べられていますが、海外では、食べることを禁止している国もあります。
食品として認められているものですから、危険な食べ物ではないわけですが、好き好んで食べる頻度が多いと病気を発症する可能性が高くなったり、健康を損なったりする食品だったのです。
ポテトチップス
ポテトチップスをつくる過程で生成される「アクリルアミド」が発がん性物質です。このアクリルアミドは、様々なクッキーやビスケットなどの食品に含まれていたり、調理過程でつくられるものですが、ポテトチップスには、他の食品と比べて、はるかに多くのアクリルアミドが含まれています。
また、このアクリルアミドは、少量でも発がん性があると言われています。ポテトチップスやフライドポテトなどを好んで食べる人は、控えるようにするべきです。
私もポテチが大好きでしたが、健康に良くないことを知り、お酒のつまみとしても食べないようにしていましたが、この情報でポテトチップスやフライドポテトを自分から注文することは確実になくなりました。
マーガリン
マーガリンを製造する過程でトランス脂肪酸がつくられてしまいますが、このトランス脂肪酸を多く摂取することで健康に悪影響を及ぼすことになります。
悪玉コレステロールを増やし、糖尿病の引き金になっていきます。肥満や中性脂肪の増加につながります。肥満は何と言っても病気のもとです。
さらに、血管を固くしてしまったり、免疫機能の低下、発がん性などが認められており、体にとって良い食品というものにはなりそうもないですね。
マーガリンの使用を禁止している国もあります。ただ、日本人は欧米の人に比べ、脂質の摂取量が平均的に少ないそうですが、このトランス脂肪酸はその他多くの食品に含まれていますし、パン食の人はこの安価なマーガリンを購入しているのではないでしょうか。
マーガリンをやめ、少量のバターにするほうがいいそうです。
ホイップクリーム
ケーキには非常によく使われていますが、これもトランス脂肪酸が多く含まれているので、取り過ぎは禁物ということでしょう。
ソーセージ・ベーコン
加工肉を製造する際に、保存料として亜硝酸塩が使われています。この亜硝酸塩が発がん性物質を生成するものになるそうです。また、うつ病や頭痛などの恐れもあるようです。
たまに食べる程度であればいいですが、毎日とか頻度が高い人は、ガンを発症する可能性が高くなるということですね。
コンビニおでん
コンビニのおでんは、意外に多くの添加物が使われているようです。
手作りで安心のイメージですが、今度からは控えめにしたほうがいいと思いました。
コンビニおでんに含まれている物質は、リン酸塩とソルビットです。
リン酸塩は、味を調えたり、食感を保ったりし、ソルビットは味をしみこませやすくしたり、雑菌の繁殖を防いだりしています。
過程でつくるおでんにははんぺんなどには含まれていても、コンビニおでんよりははるかに添加物の少ない料理になります。
コンビニおでんは、手作りといえば手作りなんですが、たまに食べるくらいがちょうどいいと思いますね。
プロセスチーズ
ナチュラルチーズとプロセスチーズに分けることができますが、プロセスチーズは表記してあるので、区別しましょう。
よく食べる場面としては、パンに載せて溶かして食べるスライスチーズですね。あれはプロセスチーズです。
このプロセスチーズには乳化剤が使われています。柔らかさを保ち、保存効果もあります。この乳化剤は、マーガリンやマヨネーズにも含まれていますし、数えきれないほどの加工食品に入っていると言ってもいいでしょう。多くの加工食品を食べない生活することは難しいことですが、とにかく取り過ぎないことがとても大事なことです。界面活性剤と同じものです。
また、プロセスチーズには、リン酸塩も含まれており、このリン酸塩は、骨粗しょう症の影響があると言われているものです。これも多くの加工食品に含まれています。成長期の子どもたちにもあまり食べさせないほうがいいと思います。
子どもたちが好んで食べる「さけるチーズ」は、ナチュラルチーズですから、こちらを選んだほうが安心ですね。
スーパーの揚げ物の残り物(割引販売品)
スーパーのお総菜コーナーで売られている食品は、揚げ物が非常に多いですね。
油を使用して調理するとおいしいからでしょう。調理方法も簡単です。油で揚げればいいだけですから。
でも、油脂の摂り過ぎは、病気や不健康のもとです。わかっているけど、食べずにいられない人はたくさんいます。
この揚げ物のどこがいけないのかというと、時間が経つとダメなんです。
油の酸化です。揚げ物はすぐに食べるなら悪影響は少なくなるということです。
AGE…糖化最終生成物 (Advanced Glycation Endproducts)食事などで摂った糖質が体内のたんぱく質と結びつき、老化をすすめる原因物質のことです。肌の老化だけでなく、心筋梗塞や脳梗塞になりやすいのです。ということは、血液にも悪影響を及ぼしているということでしょうね。
AGEを多く含むのが、揚げ物や炒め物です。
たとえば同じ鶏肉料理でも、焼き鳥は水炊きの6倍、唐揚げは10倍ものAGEが発生します。揚げ物や炒め物ばかりを好んで食べていると、AGEが体内にどんどん溜まっていきます。
残って半値以下で売られている揚げ物などは時間が経って、油が酸化していることもよくないですし、安いからと頻繁に食することもよくないということです。
控えめにすることが大事です。
まとめ
危険な食べ物ということで紹介しようと思いましたが、すぐに危険ということではありませんから、過剰にマイナス評価はできませんでした。
食品添加物は、今や毎日摂取している状態です。
生ものの食品以外は、ほとんどすべて添加物が何かしら入っています。今回紹介した食品は、普通に食べている安心なイメージですが、気を付けないといけないということになります。
とにかく、取り過ぎはダメですね。
子どもたちは、まだ子どもだからと安心するでしょうが、現代人の食生活はもうおかしなことになっています。
ファーストフードばかり食べてる子どもたちも少なくないです。大人もそうですから。そのままの食生活なら、大人になる頃には、体は老化し、生活習慣病は間違いないでしょう。
子ども時代が大人をつくることを教師は教えていかないといけないでしょうね。
朝の会の中で取り上げなくても、何かのタイミングで食生活について話してほしいと思っています。
参考にしてもらえましたら、有難いです。
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