年齢が上がるほどに難しくなる転職。資格を持っていれば役立つかもしれませんが、これから取得するとなると、本当に役立つものを厳選しなくてはなりません。
時間とお金をかけて無駄になってしまったらもったいないので、
本当に使えるものだけを厳選してご紹介します。
転職に役立つ有効な資格4選
【管理業務主任者】
管理業務主任者とは国家資格で、マンション管理業者が管理組合へ指導や重要事項の説明などを行う際に必要な資格です。試験に合格後、マンション管理業協会に登録し、 管理業務主任者証の 交付を受ける必要があります。管理会社には、この資格保持者を置く必要がありますので、管理会社に就職するには持っていると便利な資格です。
- 管理委託業務に関する重要事項の説明
- 管理組合への管理事務の報告
- マンション管理組合のマネージメント
などを行います。
平成13年からスタートした資格で、ここ数年の受験者数は16,000~17,000人ほどで推移しており、合格率は22~23%です。国家資格としては、それほど高くない難易度です。
【マンション管理士】
マンション管理士とは、マンションの管理人ではなく、れっきとした国家資格です。国土交通省が所管しています。試験に合格した後は、マンション管理センターに登録をして、「マンション管理士」と名乗ることができます。
あまり知られていない資格ですが、受験者の半数以上は40代以上で、ほとんどは男性です。
- マンション管理組合の運営
- 住民と組合の調整
- 大規模修繕の計画
- 入居者トラブルの仲介
- 住民相談
などの仕事が主で、ある程度社会人の経験を積んでいる人の方が向いているので、50代には非常に適した仕事といえるでしょう。
ここ数年の受験者数は12,000~15,000ほどで推移しており、合格率は8%前後。難易度の高い資格です。ただし、学歴や年齢が不問なので、50代の転職を目指す人でもチャレンジできます。
管理業務主任者試験を受けて、その上位資格として受験する人が多いです。
【警備業務検定】
検定という名ですが、こちらも国家資格です。警備員になるために資格は必要なく、警備会社に就職後、最低30時間の法定研修と8時間の実地研修を受ければ、誰でも働くことができますが、資格を持っていた方が仕事の幅も広がります。
警備業務検定には、以下の6種類があります。
- 空港保安警備業務(空港の警備)
- 施設警備業務(ショッピングセンターや遊園地などの警備)
- 雑踏警備業務(イベントやコンサートなどの誘導)
- 交通誘導警備業務(工事現場の車両誘導など)
- 核燃料物質等危険物運搬警備業務(核燃料の運搬警備)
- 貴重品運搬経緯業務(現金輸送車の警備など)
それぞれ1級と2級があります。合格率は警備の種類によっても違いますが、およそ60~80%台で推移しています。
【介護福祉士】
福祉関連の資格はいろいろありますが、介護福祉士は国家資格です。介護業界は万年人手不足であるため、転職には困りませんが、給与水準が低いことが問題です。
ですので、少しでも給与アップのために、国家資格を取得することをおすすめします。
介護福祉士になるには、受験資格を満たすために、
- 国が認可する介護・福祉系の高校を卒業している
- 国が認可する専門学校を卒業している
- 介護施設などで実務経験を積む
いずれかの条件が必要です。
介護系の学校を出ていない方は、3の条件が必要となりますので、まずは介護の現場で3年以上かつ540日以上働くことになります。なお、働き方についての規定はないので、正社員以外に、パートや派遣社員でもOKです。
実務経験にプラスして、介護福祉士実務者研修を受講することで、受験資格が得られます。この研修は、20科目を6ヶ月かけて学ぶもので、費用はおよそ10~20万円程度です。
毎年8~10万人もの受験者がおり、合格率は70~80%台と、国家資格としては非常に高いです。実務を経験し、研修も受けていますので、比較的取得しやすい資格だといえるでしょう。
まとめ
50代の転職は決して楽なことではありません。
人生の選択は様々ありますが、仕事を変えるということは大きな決断です。何もないところからのスタートということもあるでしょう。
50代はベテランの域ですが、仕事を変えてしまえば、新入りです。でも、仕事が変わることは自分にとっては成長のチャンスです。
人生という長い時間から見れば仕事をどうするかというよりも、どんな生き方をしていくかということが重要です。
転職は自分を売るチャンスでもあります。何もなくてもいいのですが、自分を助ける資格という強い見方があれば、それは自信になります。
転職を考えているならば、このおすすめの資格を取得して、来る転職に向けて準備していきましょう。準備はけっして無駄にはなりません。
転職に資格は?有利な資格や副業になる資格を紹介のお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。
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