ジャンプ女子は、オーストリアのヒンツェンバッハで個人第5戦(ヒルサイズ=HS90メートル)が行われ、18年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(24)=クラレ=は1回目に全体トップの91・5メートルを飛んだが、スーツの規定違反で失格となった。
引用:スポーツ報知
スキージャンプのワールドカップで高梨沙羅がトップの記録を出しながら、失格になったらしい。
その失格の理由が「スーツの規定違反」だった。
これについての多くの声に私も賛同してしまう。
「スーツ違反」は以前からあるが本当に不可解で毎回同じ規格のスーツを着用しているはずなのに測り方の方が問題なんじゃないの?と思っちゃう。magさんより
ヨーロッパ系のスポーツはルール面での主導権が取れないね。
なんのスポーツでもヨーロッパ以外の国は不利な面もあると思う。oさんより
予選の時はOKで、1回目が終わった時点で失格とは意味不明。放送では今後のドイツ世界選手権に向けて、日本側がスーツの改良を進めているところではあると説明していたが。それにしても、タイミングがおかしすぎる。
高梨が1本目トップに立った時点での失格とは、ヨーロッパ勢の日本潰しとしか思えない!!日本チームは伊藤が予選で失格となった時点で、他の選手のスーツを確認していなかったのか? 抗議出来ないのか? aqpさんより
そこで、何が規定違反だったのか調べてみた。違反の理由は結局よくわからないが、違反になりそうなことはいくつかわかった。
これらの資料は、専門的過ぎてよくわからないが、スーツに関して以下のことが分かった。
簡単にまとめてみた。
- 選手の身体的なサイズ(身長や腕や脚の長さ)に対して、オーダーメイドのスーツが作られている
- そのスーツの寸法は、長すぎても短すぎてもいけない
- ジッパーの長さまで規定されている
- スーツの生地の空気透過率が重要で、透過しないほど揚力があがるらしい
- ダブダブなスーツは揚力が上がるので、体とスーツの隙間の長さも女子は4㎝までとなっている
今、ジャンプ観てたけど、
高梨の股下がラッパーのダブダブデニムみたいにだったから、「あれいいのかよ」と思っていたら、1回目にトップジャンプだったが失格とアナウンス。そりゃ素人が見ても揚力稼げそうなマタタビスタイルだったもんな。
あー残念。#高梨沙羅#ジャンプ女子W杯#高梨失格 pic.twitter.com/BMKyOBZSx8
— ryuji1234 (@ryuji12343) February 5, 2021
こんなツイートがあったから、正当に考えるともしかして違反ぎりぎりのつもりのスーツで飛んだのかもしれない。
身長が低い分、スキーの長さが規定されてから外国勢が有利になっているのは確かなことだ。
本人たちのミスということはないとして、規定が大きく影響していることだろう。
スキージャンプの歴史の中でこのスーツが飛距離を大きく伸ばす要因であったことは多くの人が知っているところであるが、このスーツだけでなく、用具を使うスポーツのおいては、メーカーの開発競争は当然のことである。
しかし、それによって記録が伸びることはいいことであるが、マラソンのナイキのシューズも然り。
使わせないという規定をしたり、細かくルールを決めることが日本選手を苦しめてきたことは事実だ。今回もその裏工作が行われたということだろうか。
そんな日本チームをかばってしまうのであるが、客観的に考えて、次のように違反理由を考えた。
- スーツのメーカーは新素材のスーツを大会で使用するには、5月までにFISに申請を出すらしいが、許可されていない素材の物であったり、申請が通過していないものであったりすることもあるのではないかと。
- 日本チームは以前から勝てる選手が多いので、日本選手に不利になるような規定改正を行っているようなので、今回もそうした理由でちょっとでも違反に当たりそうな部分を違反として、勝てないように操作しているのではないか。
少なくとも、予選を通過しているにもかかわらず、この時点でスーツの違反というのは、何が違反に当たるのか、と思う。伊藤選手は何度も違反になっているというならば、それは着用上のミスなのだろうか。
ジッパーが開いているだけでも違反になるらしいが、そんなことを何度もするだろうか。
どうも、今までの日本選手の活躍が目立ってくると、規定を変えてそれを阻止するみたいなことが今までもあった。
今回はそうとは考えにくいが、何か利権が絡んでいるように思ってしまう。一生懸命戦っている選手が素晴らしいのに、勝つことばかりを優先するあまりにいやらしい影の力が働いていないことを祈るばかりだ。
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