早期退職後の生活設計は大事です。
早期退職はある仕事を辞めることですが、それはマイナスなことではなく、プラスに考えるべきことです。
新たに始まる人生をどんなふうに使うのかをちゃんと考えましょう。
将来のことは今ここから始まります。そのために何をどうするのか、どう考えるのかを紹介します。
私も早期退職者ですが、辞めてからの生活は本当にいろいろありました。今思うと、あのまま仕事を続けていたら、こんなことは学ばなかっただろうし、出会うこともなかったかもしれないと思います。
早期退職した生活設計についての重要な心構えをお伝えします。
早期退職する前にどんなことを決めておくか
早期退職で退職金はある程度はもらえますが、それよりもどんな生活をして生きていくかをきちんと決めておくことです。
特に、しばらくの間の生活費は何とかなる人ならば暢気に構えていてもいいでしょうが、貯蓄も潤沢にないのであれば、何を生活の糧とするかをはっきりさせておくべきです。
こんなことは当然のことですが、早期退職するだけもかなりのパワーですから、次のことをゆっくり考えればいいだろう、何とかなるはずだと思ってしまいます。
早期退職でも生活費の当てがあるから仕事をやめたのです。ですから、早期退職する人というのは、生活していく自信みたいなものがあるから自分からその道を選ぶのです。
もちろん、解雇されるのは早期退職とは言いません。
自ら仕事を辞めていくことについてのお話です。
今の仕事を辞めて、何をして生きていくのかを決めておきましょう。
私の場合は、とにかく自分の時間が欲しかったので、朝から晩まで働くような仕事ではなく、自由に時間を選べるということに重きを置きました。
貯蓄もある程度ありましたから、不安はなかったです。
アルバイトをしたり、物販をしたりして生活費を稼いでいけばいいと思っていました。
実際に新たな世界に入ってみると、いろいろとお金がかかることがわかりました。
アルバイトやパートなどの労働収入はすぐにお金が入ってきますが、多くの収入を得ることはできません。一か月フルタイムで働いても20万円程度です。
これでは早期退職したメリットは何もありません。辞めないほうがずっと得です。
早期退職するということは、お金よりも大事な理由があるものです。ですから、生活費を日々の労働で稼ごうというのは間違いではないのですが、早期退職後には何をしたいのかということをはっきりと持っていないと後悔することになります。
こんな収入なら辞めるんじゃなかったという後悔です。
辞めて後悔する人のほとんどが収入が減るということです。
こういう後悔をするだろうという人は早期退職してはいけないのです。
大事なことをまとめると…
- 早期退職はその後の生活費のあてがあること
- 収入の減少よりもやりたいことがあるから辞める
- お金を得るための方法はいくらでもあることを理解する
早期退職後の人生を変えるためには、仕事も収入の在り方も見直していく必要があります。
早期退職前の習慣とか仕事の意味とかそういったものをいったんリセットできるくらいの気構えが必要です。それができれば、早期退職後の人生や生活設計は予想外の展開になっていきます。
早期退職後の生活で大事にしたいこと
早期退職後の生活で大事にしたいことというか、これがしっかりと持てていないと結局後悔することだけになります。
大事なことは、幸せは自分の気持ち次第と言いますが、その通りです。
何を大切にしたいのか、何をしていくことが自分の人生の幸せになるのかをもう一度勉強することが必要だと思います。
次の3つのことが人生をリセットするうえでとても大事にしてほしいことです。
早期退職後の目標設定
早期退職はいろいろな理由でしたことでしょうが、長年やってきた仕事を辞めて人生をやり直すには、次の目標を持つことが大事です。
何となく生活していても何不自由ないでしょうが、将来のことをきちんと考えて生活設計をしていかないと人生は生き生きしてきません。
老後という言葉がありますが、早期退職してどんな人生を送ろうとも、人生の目標を持っているかいないかで生き方や生活は全く違ってきます。
子どもたちは夢を持ちますが、大人になるにつれて夢を持とうとしませんね。現状に満足している人でもいなくても、何にために生きるのかという目標を持つことは自分だけでなく、周りにも何かしらパワーを与えるものです。
だから、夢とまではいかなくても、今年の目標とか、達成する目標とか、そういうものを持つべきです。それが人間が生き生きとして生きていくことができる方法だと思っています。
たとえば、
趣味でもいいと思います。スポーツや音楽の世界でもいいでしょう。私はギターを弾きます。あまり上手ではないのですが、毎日練習してセミプロみたいに弾けるようになりたいと思っています。
また、お金をたくさん稼いで増やして、地球環境を改善する企業に投資したいと思っています。
自分ができることは意外にたくさんあるものです。今はまだ夢のような話ですが、夢や目標とはそうしてものです。千里の道も一歩からです。
今日の、今の、この時間の取り組みが継続し重なり、いつの日か実現するのです。そのための今日一日なのです。
そういう生き方をしていくことが早期退職後にはできるのです。
早期退職後には、どういう人生を送りたいのか、どんな生活をしたいのか、具体的な目標や夢を持つことが一番大事です。
早期退職後のお金の管理
早期退職で退職金をいくらかはもらえます。早期退職者制度などを活用すれば、自己都合退職ではないので、かなり割増の退職金を得ることができます。
そうした退職金をどのように活用するかを大事にしましょう。
退職金は生活費のあてられてしまう部分が多いかもしれませんが、ただ消費するのではなく、増やすことができることを知っていますか。
日本人が最も実行していないことです。
それは、投資です。
株や不動産などに投資して、その利益を得るということです。
ある人の紹介で株の世界に入ったのですが、勉強してみてビックリでした。
日本人は金銭教育として投資の勉強をしていないと言っていいでしょう。だから、圧倒的に株取引などの世界を知りません。外国人は幼いころから学んでいるというのに、本当に知らないということは損だとわかりました。
銀行に預金しても一向にお金は増えません。しかし、株に投資していることでどんどんお金が増えています。もちろん、リスクはありますが、お金は投資することで簡単に増やすことができるのです。
ただし、勉強しないとダメです。
勉強して知識を持ち、経験を積み、それが自分のスキルになります。知識は財産です。お金が減ってもまた増やすことができるスキルがあれば、またお金を増やしていけるのです。
早期退職したら、時間をつくって勉強しましょう。お金を増やすための投資の勉強です。
私も今、銀行の預金の多くを投資に活用しています。そして、毎日数万円の利益を上げています。
アルバイトで生活費を稼ごうと思って始めたアルバイトは、今は週一日だけです。辞めてしまってもいいのですが、収入以外の価値もあり、辞めずに続けています。
株や先物取引での収入だけで生活費は十分に稼げますが、さらにお金を増やして、将来のための資金作りに励んでいます。
早期退職後の時間の使い方
早期退職しても、フルタイムでの仕事につかないので、時間がたくさんあります。私の場合、母の介護をしていますが、基本的に仕事は在宅なので、毎日がや休みのような状態になっています。
早期退職してはじめのころは、アルバイトのために出勤する日が多かったのですが、在宅での仕事に切り替えてからは、時間の使い方が非常に重要になっています。
現職で働いていたときは、教師だったので、朝6時半に家を出て、帰ってくるのは夜の8時ごろから9時ごろという生活でした。
学校は時間割があって、その時間に沿って一日が流れていくので、自分の自由はありませんが、確実に物事が済んでいくのがよさでもあります。
確実に物事が進んでいくこの時間割のよさは今更ながらに感じています。
自由で何でもできると思っている方もいるかもしれませんが、その日の予定がないと、だらだらと一日が過ぎていき、気が付いたらもう夕方になっていて、何もろくに終わっていないということが結構あります。
やることが決まっていてそれをこなすということは、見方を変えれば「楽」ということです。
しかし、自分ですべてを計画して、時間の配分や仕事内容を決めて実行することは、楽なことではないということがわかりました。
自分を働かせるのも休ませるのも自分です。強い意志と実行力がないと、自分で計画したことをその日のうちに達成することはできません。
ましてや、いつまでにやることなのか締め切りもないような仕事は仕事になりません。ダラダラとやっていくことになり、成果も上がりません。
だから、早期退職して、自分の時間を自分でコントロールしていくには、時間の使い方がとても重要です。
学校の時間割のように細かなスケジュールを立てて生活したり、仕事をしたりしていくことが充実した一日になります。
学校のスケジュールのようなことまでしなくても、毎日の生活が決められた時間に決められたことをやるという形になっていることが本当に大事なことです。
自由というのは勝手でいいかもしれませんが、結局何も成果として積みあがっていかないのではないかと思っています。
今は、細かなスケジュールで生活することはできていませんが、その日のうちにやってしまうことを決めて、確実に終わらせる日々を送っています。
さらにもう一つ大事なことは、小学生にも言ってきた「早寝早起き」です。
人間に与えられている時間はみんな平等な一日24時間です。
この24時間をどんなふうに使うかがとても大事なこと。人生や仕事で成功している人たちに共通しているのが、早起きなんです。
朝の4時や5時には起きて、活動を開始します。一日の活動時間が増え、多くのことを行うことができるようになります。
先日、テレビで放送されていた一人の男性。朝の2時には起きて、会社に行く2時間を歩いて、町のごみ拾いをしている。そして、一日働いて午後8時には床に就くという。
365日毎日続けている。雨の日も雪の日も欠かさず、休みの日も会社はないけどやっているという。
この方が成功しているのかどうかはわかりませんが、この人のように朝起きて時間をどのように使うのかということに感銘を受けました。
電車で通ったら時間は数十分かもしれないでしょうが、早起きしてボランティアの時間を2時間それも自分の時間を町のごみ拾いに使っています。
ある映画の中で「時間というものは気持ちよく使うもんだ」というセリフがありました。
同じ時間でもどんなふうにその時間を使うのか、早期退職して自分の時間が増えます。まさに、自分の時間をどんなふうに使うのかを見直すチャンスです。
早期退職後の幸せのつくり方
早期退職後は、生活も変わりますし、生活設計をすることは非常に重要になります。
退職する前は、たぶん毎日目の前の仕事に追われ、様々な用事を忙しくこなし、身も心も疲れていたことでしょう。
早期退職したら、将来のことを考え、生活設計をはっきり立てて、時間を大事に生活しましょう。
そのために大事なことは、
これは教えていただいたことなのですが、
「重要度」と「緊急度」で仕事や生活を考えて見直すことです。
幸せになる方法はいろいろあるのかもしれませんが、今目の前のことだったり、人生で大事にしたいことだったりすることが、どのくらい重要なことなのか、または今すぐにやらないといけないくらい緊急なことなのかということです。
仕事上のことで、緊急なことはたくさんあります。
その反対に、緊急ではないけれど重要に考えていることもあります。
例えば、家族への愛情とか、友達との友情や義理などは緊急性はなくても、毎日大事にしていくものでしょう。今やらなくてもいいけど、やっておいた方がいいことです。
いつかまとめてやればいいというものではないはずですね。日々の積み重ねというか、継続は力なりというかそういうものです。
学習とか習い事もそうですよね。今はすぐに力は発揮できないかもしれないけれど、確実に積みあがっていきますよね。
趣味なんてものも自分のためにやっていることですから、重要なことです。それをやることで心豊かに生きることができます。それが幸せ感です。
やらなくてもいいことなのにいちいち気を使ってやっていることと本当はやらなくてもいいことだけど自分の幸せになるためのことは重要と考えてやっている。
前述した早起きしてごみ拾いしている方の行動もその人にとっては重要なことなのです。
こういう生きていくために重要なことを優先していくことがしあわせにつながるのでしょう。
早期退職して、今の自分の生活の中で重要度と緊急度で振り分けてみてはいかがでしょう。
まとめ 早期退職で人生は変えられる
早期退職は人生の中の分岐点です。
早期に退職したことは仕事を辞めたということですが、辞めるという選択はマイナスなイメージが強いですが、プラスに考えると、「変わるチャンス」が来たということです。
また、変わることができたという前進です。
ポイントをまとめると、
- 時間の使い方…早寝早起きと日々のスケジュールを立てること
- お金の使い方…資産を増やすために投資を勉強し、チャレンジすること
- 目標設定…締め切りのない物事は達成しない
- そして、重要度と緊急度…本当にやりたいことに時間を費やすこと、人生の目標達成のために。
これらのポイントをよくよく見なおして、早期退職後の生活設計をしていければ、予想以上にしあわせな人生が開けてくると思います。
私もまだまだ発展途上中ですから、さらに生活設計を見直して頑張っていきたいと思っています。
早期退職後の生活設計で成功するために大事なこと⁉これが重要なことだ!のお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント