小学校教師ってしんどい仕事?現場の仕事内容と仕事量について

小学校教師を目指す人は学校の先生を夢見て、もうすぐそれに手が届きそうというところに来ています。

先ごろ、教員を志望する学生が少なくなったというニュースがありましたが、その原因が教師の多忙にあるようです。

異常な労働環境と思っている人が多いことでしょう。確かに、楽しい学校生活になっているのかというと疑問でしょうね。

でも、所詮は人がやっていることです。行動を変えれば物事は変わっていきます。

「心が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる」

いくら多忙を極める小学校の現場でも、一人の先生の力で学級も学校も変わっていくかもしれません。

教師を目指す人に、なかなか大変な教師の仕事ですが、教師が大変だって?入ってみてやってみてから答えを出しても遅くないと思います。

小学校教師の一日は確かにしんどい?

小学校教師は現在中高年が非常に多くなり、新卒の先生は見かけなくなるほど若い先生方は少なくなっています。この状況は、今に始まったことではなく、10年ほど前から起きています。

学校現場は様々な要因から、多忙を極める勤務状態になっているのは確かなことですが、学校で行われている仕事内容がやり方次第では、健全な労働環境になることは言うまでもないことです。

小学校教師の一日の仕事内容は、学級担任であればほぼ内容は同じです。

但し、年齢や家庭状況によって、勤務可能時間や責任状況が異なるので、あくまでも一例ですが、以下に教師の一日の流れを紹介します。

この流れは、新卒でもベテランでも同じです。

教師の仕事内容 出勤後の流れ

早ければ7時には学校に出勤

まず、職員室に行き、今日の予定を再確認する。日報がすでに配布されているものだったり、PCで確認したりする。
もしくは、職員室机上にPCをセットして、予定の確認等をする。

職員室に一人1台ずつPCが配布されているが、職員室机上にそのまま置いておくことはせず、鍵のかかる場所に保管してあるので、毎日取り出すのだ。(学校や地域によって対応は異なる)

続いて、教室に行き、換気をしたり、本日の授業の準備をする。教材の印刷や教具の準備をする。また、黒板に本日すぐに伝えることなどを板書し、教師がいなくても行動できるようにしておく。

朝の挨拶の活動や通学路の街頭指導などがあれば、すぐに出かけたり、出勤前に指導を終えてから学校に出勤ということもある。

子どもたちの登校時刻には、担任は教室にいて提出された宿題を確認しながら、子どもたちを迎える。この時間に様々な生徒指導的な出来事が起きることもあり、その対応に追われることもある。

朝の活動は子どもたちの登校時刻から30分ほどで始まるので、とにかく朝は忙しい。

教師の仕事内容 授業

1時間目の授業は大体8時40分から50分あたりで、9時前にはすでに始まっている。

授業時間の間の休憩は5分、休み時間というのは、2時間目の後15分程度設けられている。

この時間を教師も休憩をとるが、子どもの世話や指導は途切れることがないので、子どもだけが休憩しているが、教師はほぼ休む暇はない。この休憩時間に授業の準備などもあるので、休み時間という感覚はない。

授業中や休憩時間などに、時々子ども同士のトラブルもある。

ちょっとした喧嘩なら、それほど指導はしないものの、いじめにつながりそうなことや怪我をさせてしまったなどの後指導は、丁寧に対応することが必要。時間をとって個別に指導したり、家庭に連絡をしたりとその日のうちに時間をとって解決させることが大事だが、授業の合間にこうした対応をしていかないといけない。早めの対応が重要なのだ。

教師の仕事内容 給食の時間

4時間目終了後に給食になるが、今の給食の時間は教師も子どもとともに給食の準備をして、高学年でもすべて子供に任せるということはない。異物混入事件などの反省から、身支度や時間、配膳、返却、片付けまで担任が目配り付き添いを欠かしてならないという状態である。

給食後は10から15分程度の休み時間ともなるので、子どもたちは遊んでいること多い。

教師は、この時間でも生徒指導をしたり、生活記録を読んで返事を書いたりする時間になるので、休憩はない。学級の雑務もこうした時間にやらなくてはならないこともあり(保護者の対応や連絡調整など)子どもが遊んでいる時間でも教師は仕事をしている。

教師の仕事内容 清掃時間

掃除の時間も各分担場所を見回り、指導したり励ましたりして子どもと一緒に清掃活動にかかわる。

清掃時間はとかく目が行き届かないため、先生方がそれぞれの場所で子どもたちを見回りながら指導しているが、監視しているような態度はかえってマイナス。ともに奉仕するという態度が大事。

教師の仕事内容 午後の授業

清掃後に、5・6時間目の授業を行う。

午後にもなると、集中力が低下してくるので、算数や国語などの教科は入れることが少ない。しかし、最近は、授業時間の確保が非常に重要なので、無駄な時間はほぼない。どの時間でも授業ができれば、一つの教科に限らず、補充授業などを行うことはある。

1週間に6時間授業のある日は月火木金の4日間。水曜は職員会議があるので、5時間となる。

教師の仕事内容 空き時間

授業時間は、高学年4年生以上の担任であれば、専科の授業音楽や家庭科、理科があるが、それらが一週間で3時間から4時間あるので、その時間は担任は授業がない空き時間となる。

ところが、こうした空き時間でも休憩ではなく、成績物の処理や宿題の確認などの学級事務を行う時間として貴重なので、授業がないだけで仕事が詰まっている。

また、他学年や他学級で担任教師が出張などで学級不在になるので、子どもたちの指導をするために補充として自習の見守りなどをすることも多い。自分の教室で授業準備や成績物の処理をしたかったのに、できなくなってしまうことも多々ある。

教師の仕事内容 子どもが下校後

その日の授業が終わると、明日の予定を伝えたり、帰りの会を行い。下校となる。

放課後の指導というものは、現在の学校ではほぼない。子どもたちが一人だけで帰ることがないようにまとまって帰らせるのが基本なので、4時ごろには子どもたちは玄関を出て、帰宅に向かう。

子どもたちが帰った後でも、4時過ぎから校務の打ち合わせや研究会、学年会などが毎週計画されており、休憩時間はほぼない。

これらの会議などが終了するのが、午後5時ごろなので、勤務終了時刻になってしまう。

ところが、このあとから、学級事務が始まる。

テストの採点、生活記録の返事。学級通信の作成、校務の提出物などの作成。子どもの生徒指導等の情報交換などなど、5時からが自分の時間になるという感じだ。

男性教師はどちらかというと、仕事優先になるので、勤務終了時刻で帰る人は少ない。

仕事がいくらでもあるので、一区切りさせてから帰るのである。

ということで、早ければ7時ごろの退勤になる。

女性の先生は、家庭のことがあるので、割と早く退勤するが、その分の仕事は自宅に持ち帰りとなるので、家事を済ませてから自宅で仕事の続きをすることが多い。

ということで、教師の一日を紹介したが、これは時間の流れとその主な内容であり、授業だけをする塾の先生とは異なり、子どもたちの生活全般において指導を担っているので、授業が本当に大事なのであるが、授業以外の部分の指導に丁寧に手を入れることで、授業も円滑に進むので、あらゆる場面での指導力が必要になってくるのである。

小学校教師の仕事内容

仕事内容はすべてを紹介すると、非常に膨大な説明になってしまうので、項目的に紹介します。

授業

最も大事な仕事は授業。45分間の授業を計画し、子どもたちにその時間に何を学ばせ、力をつけることができるのかが教師の最大の仕事。

学級経営

どんな学級をつくっていくのか目標を明確にして、日々取り組む。日々の活動や授業内容、行事へのかかわり、人間関係作りなど様々な手立てを通して学級集団の質を育てる。一人一人への支援と学級全体への働きかけをしながら、学級経営は行われる。学級づくりは子どもたちの学校生活に大いに影響する。教師の姿や指導力が大いに影響する。

校務分掌(学校運営上の役割分担)

自学級のことだけでなく、学年としての仕事分担や学校全体の校務の仕事もいくつかを任されるので、その役目を果たしていかなけばならない。この校務が分担内容によっては大きな仕事量になる。

どの係を受け持つかでその教師の責任も大きくなるし、負担も大きい。

学級事務

テストの採点、教材研究、教材準備、宿題の点検、家庭のとの連絡(学級通信作成)、会計処理、
教室環境の整備など。

校務の雑務?

学校外部からの要請に応えるレポートなどの提出やアンケートの回答、教育会の委員会活動、対外的な会議への出席や提出報告活動。

その他

学校行事の準備、学級及び学年の行事に関する準備、遠足や社会科見学などの計画や下見、児童会活動の指導、クラブ活動の指導、PTA活動、地域の子供会などへの出席など、学校内だけでなく、地域とのかかわりに関する分担もそれぞれにあり、授業が最も大事なのであるが、以上のような様々な仕事や活動に時間がとられ、授業準備がおろそかになることは少なくない。

新任教師はこんなことを心がけよう

新任教師は、校務分掌などは責任が軽いものがほとんどで、まずは自分の学級経営に集中できるように配慮されることが多い。

大規模の学校ほど、校務にかかわる人数が多いので、新卒はほぼ自分の学級のことだけやっていれば大丈夫という感じは確かにある。

最近では、新任教師でも学級崩壊する心配がなくなっているようであるが、経験が明らかに少ないので、進んで校務分掌にかかわることが大事である。

新任教師は、初めての学校現場でどんな経験や体験を積むかで後々の教師の姿勢や方向性に影響する。楽をしていれば確実に力のない教師になるだろう。

若いうちに苦労することで経験豊富で的確な指導ができる教師に近づく。

いずれなる中堅・ベテラン教師ならこんなことを心がけよう

自分の学級のことを円滑に指導できていることが重要であるが、最近ではベテラン教師の学級崩壊も珍しくない。

長い間の教師の経験はとても大事で子どもたちの見方や捉え方に的確に対応できるようになるものだが、教師の学ぶ姿勢はそれ以上に大事にしなければならない。

若い教師から学ぼうとしたり、新しいことに挑戦することがさらに教師のスキルを上げていくことにつながる。

小学校教師の仕事量は減らそう! あのコンマリのときめくかときめかないかの判断

高校の先生に小中学校の先生の仕事内容を話したら、とても自分はできないと言う。

中学の先生に小学校の状況を話すと、全部の教科を教えることややることの多いことに驚き、中学のほうがましと言う。

これらは、どの世界もその世界なりの苦労や悩みがあり、比べることはできないのだと思う。

私の家の前には中学校があるが、土曜日も部活動が盛んで、先生方は休日出勤している。平日も9時10時まで灯は消えない。

小学校も同様であろう。部活動がなくても、休日に出勤している先生は多く、土日休みだが、必ずそのどちらかは学校に行って仕事をしないと、結局自分を苦しめることになる。

教師の仕事はここまでやればいいという限界はない。教材研究などは毎日きちんとやっておけばある程度は大丈夫だが、それでいい授業ができると確定したわけではない。授業が終わっても、理解できなかった子供がいるなら、授業は成功とはいえないものだ。

授業は失敗の連続。いい授業はいつもできるものではない。

ただ、今の学校現場が抱える多忙は、授業が忙しいというのとは異なり、あまりに多くのことを抱えすぎているために教えることに余裕がないのだと思う。

学習が苦手な子どもたちに合わせるようなカリキュラムにはなっていない。残念ながら、学習が苦手な子どもを救えるような学校にはなりにくいのだ。

一概にこれが原因とは言えないが、学校は授業を優先することが最も大事なことである。それ以外の仕事は極力なくさないといけない。

それなのに、あれもこれも必要だ大事だと教える内容がどんどん増えている。それだけでなく、学校にいろいろと依頼が多い。どうでもいいことを全部引き受けることが結構ある。

重要なことでもないのに、一応やっておけばいいという感じだ。

そんな重要でもないことがいくらでもあるから、学校現場の多忙が収まらないと思うのである。

本当に重要なことに力を注ぎ、どうでもいいことはやらない。という決断が必要だ。

足し算ばかりでどんどん増えていくが、いいということは取り入れたいだろうが、やはりそれらに振り回されて、どうにも身動きが取れなくなるということになっているように思う。

あの近藤麻理恵さんの「ときめくかときめかないか」の判断は仕事においても言えるのではないだろうか。

いいことでも捨てるべきことは捨てないと、本当に大事なことまでが色あせてしまう。

まとめ 教師の仕事はやり方次第

私が最後に勤めた学校は、小規模の学校で職員も15名程度でアットホームな雰囲気でした。

でも、学級によっては親で苦労する先生もいましたし、学級が落ち着かなくて毎日戦場?的なクラスもありました。

いくらアットホームで先生方が協力的でも、小学校の担任は学級経営を中心に一人で頑張るのが基本です。

どんな学校でも、担任の先生の姿勢が子どもにも影響します。

仕事も同じだと思います。何が大事で何を捨てるか。子どもたちに寄り添うことが大事なら、どうでもいい仕事なんかやらないほうがいいでしょう。

でも、そんなことはできないというならば、やり方を変えればいいのです。

その学校では、とても朝早く出勤する先生が二人いました。両方とも男性でしたが、一人は朝の4時頃に学校にきて仕事をしていました。朝のうちに授業の準備をしたり、雑用を済ませて、楽しく大らかに指導をされていましたね。

もう一人は、子どものことでも苦労していましたが、子どもに寄り添い、いつも笑顔で元気な先生でした。その先生は、非常に授業力もあり、研究熱心でしたね。

二人とも時間を有効に使い、できないことはないくらいに多くのことをこなしていました。

教師の仕事は本当の多く、雑用にまみれ、多忙を極めていますが、時間を有効に使うことが重要です。

なんでもこなすというよりも、大事なことに時間をかけ、どうでもいいことに時間をかけないという心構えが必要なのではないでしょうか。

朝早く出勤することは難しいことですが、朝早く起きて何かをすることはできます。

小学校教師は時間を大事にしましょう。

子どもの前で笑顔で明るく接することができるように、そして大事な授業を自信をもってできるように仕事のやり方を変えることが今とても重要です。

小学校教師ってしんどい仕事?現場の仕事内容と仕事量について教えますのお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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