小学校で朝顔が枯れる理由はこれです!枯らさない元気な育て方

一年生が育てるのだから簡単と思われる朝顔ですが、世話しているのに枯らせてしまうなんてことはよくあります。

小学校一年生の朝顔の観察ももうすぐ夏休みに入りますね。

各家庭で世話をしていくのですが、学校では先生が指示をしてくれましたが、家庭は子どもたちの取り組み次第です。結局、親の手が入らないといけなくなることは目に見えています(笑)

朝顔は夏休み後も継続して世話をして、つるを利用して工作などにも使われます。枯らしてしまうことは活動がなくなってしまうわけですから、ちょっと責任重いですね。

夏休み後に集まってきた朝顔は育ちもバラバラです。枯れてしまわないように水やりばかりしてもダメです。

朝顔が育たない理由もちゃんとあるのですから、それがわかればNGは避けられます!そのポイントは何と言っても水やりです。以下に、朝顔を上手に育てる方法を紹介します。

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朝顔が枯れるのは水のやり過ぎです

小学校の一年生の朝顔観察は夏休みの宿題にもなるものですが、小学生のみんなが同じように育てているわけではないけれど、ほぼ間違いなく花は咲き、観察記録も滞りなくつけることはできます。

でも、育ち方に大きな違いが表れているもの現実です。

鉢植えの植物が世話をしているのに枯れてしまう原因で最も多いのが、水のやり過ぎです。

子どもは世話をしないといけないと思うので、どんどん水をやってしまいます。夏だから乾きも早いでしょうが、それはよく育っている植物の場合であって、小さな苗や成長初期のものは水のやりすぎで根腐れが起きてしまうことがとても多いです。

基本的な水やりの仕方を紹介します。

  • 土の表面が乾いたら、たっぷり水をやる(鉢の底から水がしみ出して来ればよい)
  • 日中の水やりはしない→土が温かくなるのでお湯になってしまい根を弱らせる
    朝か夕方に水やりをする

これだけです。鉢の土がかなり乾いていても植物はそう簡単に死にません。土が乾いていないのなら、水をやらない。これがポイント!

忠実にこれを実行していれば根腐れになることはまずありません。

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植物の成長?これが基本!

植物は根で養分や水分を吸収し成長します。茎や葉が大きく育っている陰には、根が丈夫に広く深く張られているからです。

根をどんどん伸ばせるようにするには、もちろん光を十分に浴びたり栄養分を取り込めることが条件ですが、植物にとって、土は食べ物を得るようなものですから、どんなふうに食べ物を与えるかが重要です。

難しい話になるのはあまりよくないので、簡単に説明します。

根はどうして伸びるのかというと、水を求めて伸びます。ですから、いつも水があると伸びなくてもいいわけです。それで、水のやり過ぎはダメということです。

さらに、いつも水で満たされていると、土の中に空気が取り込まれません。実は土の中には空気がちゃんとあり、土の中の微生物が元気になる基になっています。土の中の微生物が生きて働くことでいい土になります。いい土は元気な植物を育てます。

自然にある土はそうした環境を自然のサイクルで行なっていますが、鉢の中は根も伸ばせない、水も限られてしまう、人工的な環境にあるのです。ですから、適度な世話がどうしても必要なわけです。

その世話の一番大事なことが水やりなのです。

朝顔はもちろん鉢物の植物の世話では、この水やりだけでもきちんとできれば、鉢植えの植物は元気に丈夫に育ちます。

小学校では、サツマイモを畑で作ることが定番ですが、苗を植えてから、毎日水やりをさせている先生がいますが、あれは失敗のもとです。

サツマイモの苗は水を求めて地中を伸びるのですが、毎日毎日水をやってしまうことで、根が伸びずに土が常に湿っていて、空気が入れ替わらず、夏の暑さも後押しして、根っこが腐ります。それで、植えて間もなく枯れてしまうのです。

  • 失敗しないサツマイモ苗の植え方
    深さ20㎝くらいの穴を掘り、土がどろどろになるくらいにたっぷり入れ、そのどろどろの状態のところに、苗を植える。日差し除けのために藁などを泥の上にかぶせておく。葉は隠さない。この状態で一切水やりはしない。
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朝顔の鉢にたくさん土を入れる

朝顔を丈夫に育たせるための土について紹介します。

鉢物の植物は鉢の大きさが大きくなる条件ですから、大きな鉢で育てたほうが土がたくさんあるので大きく育つのです。これは、根っこのことでお話した通りで根っこが伸びるスペースが増えるからです。

土は植物にとって根っこを限りなく張ることができればいいのですから、土の量はたくさんあったほうがいいのです。さらに、根っこが伸びるというのは、根っこの先の毛細のような部分です。これは、土が詰まっていればいるほど水を求めて一生けん命に伸ばすのです。

土がふかふかなら空気もあって好条件のように思えますが、根っこは張りにくいのです。

鉢の中にできる限り土を詰め、土の量を多くしてやることで根っこは力強く張ることになるということでしょう。

もちろん、土の状態も非常に大事です。

土が粘土のような土では、水分は染み透りませんから、空気も入れ替わりません。土は、水がよく通るような環境が必要です。朝顔の最近の土はメーカーの方でセットになっていて、保水性もあるし浸透性ある土になっています。ただ、量は決められているので、増やすことができません。

ホームセンターなどで売っている培養土を加えてやればいいでしょう。

鉢への土の入れ方は、次のようにやってください。

  • 土を入れたら、げんこつで押し下げ固くなるくらいに詰めていきます。鉢の一杯まで土は入れず、鉢のふちから2センチ程度のところまでにします。(水やりの時に鉢に水がたまるようにするため)

これで水やりをして鉢の下から水がしみ出してくるかを確認します。

この土の鉢の場合、先ほどお話ししました、表面が乾いたらたっぷり水をやる。このきまりを必ず守ってください。

朝顔も同様ですが、日当たりのいい場所で管理することが条件です。日当たりがよくないと育ちがよくないので最低でも朝からお昼過ぎまでたっぷり日差しにあたる場所において育てましょう。

花をたくさんつけたいならこれをしよう

  • 肥料を一週間に一度必ず

肥料は液肥(ハイポネックスなど)で十分。肥料は成長期には茎や葉に効果あり、花の時期には元気に花を咲かせる役目です。花が咲き出すといわゆるパワーを使うことになるので肥料は継続することが大事です。

  • はじめのつるは先端を摘む

朝顔はつる植物なので、先端がどんどん伸びていきます。そのままにしておいてもいいのですが、一番先端の部分を摘んでしまうことで、脇芽が伸びます。枝が多くなることで、花を咲かせる場所が増えるということです。

  • 枯れた花は摘んでしまう

花が枯れてしまったら、ちゃんと摘むことが大事です。そのままにしておくと、種ができるのですが、花が咲いているときに種を作り出すと栄養分がそちらに取られてしまうので、こまめに積んでやることが植物の寿命を延ばすことになります。

まとめ 鉢物は毎日世話をする

朝顔は路地で育てるならば、水やりはそんなに神経使わなくてもいいのですが、鉢物の場合は毎日世話をすることが必要です。夏の暑さでは毎日の水やりが必要になるでしょう。しかし、それも土の状態によってはしなくてもいい時もあるのです。

夏ならば、日中の暑さで萎れることもあります。でも、夕方には元に戻るのです。それを知らずに日中に水やりをしてしまっては逆効果です。

鉢物の世話は植物の状態をよく知ることです。意外に注目されない土の状態を気にするだけで植物を元気に育てることができることを体験してみてください。

最後にもう一つ、鉢物の世話は忘れることもあります。一日の生活の中で必ず目にする場所においておくことはそれを防いでくれます。日当たりのよい目につきやすい場所がいいですね。できれば、西日のあたらないところがベストです。(西日は意外と強いので、生き物は嫌がる日差しです)

小学校で朝顔が育たない理由はこれです!枯らさない元気な育て方のお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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