ペット死んだら埋めるか火葬か?土葬の注意点と火葬の料金や供養の仕方

 

ペットが死んでしまったら、埋めるのか火葬するほうがいいのか。

人間ならば火葬以外の方法は今のところありませんが、昔は土葬もありました。ペットは庭先に埋めてあげたものです。

でも、今はマンションやアパート住まいの方もペットを飼っていますから、そういう方は火葬をされる方がほとんどでしょう。

死んだら土に返してあげるほうがいいと言いますね。火葬もいいのですが、骨をなかなか土に還せないで自分の近くにおいて供養されている方も多いと思います。

どうしたらいいのか?そんな疑問にお答えします。

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ペットは死んだら埋めるほうがいいの?火葬は?

コロナでペットを飼う人が増えたというニュースがありました。その逆にコロナで飼えなくなって飼育放棄する人もいるようです。

命あるものはいずれ死を迎えますが、可愛がっていたペットは人と同じです。

この記事を読んでいるあなたは、家族同然のペットの死に心を痛めているのでしょう。

日本では文化的にも法律でも火葬が基本です。ですから、ペットの火葬も多くなりました。

そのまま土に埋葬することは何も問題ありません。

もちろん、自分の土地の敷地に埋葬するのが一般的な方法です。ただし、自分の所有する土地以外に埋葬することは法律違反で、場合によっては処罰されます。

最近では、ペット火葬業者も多くなり、合同の墓地や個別の納骨堂なども整備している霊園もありますが、都会ほど、市街地にあることは少なく、人里離れた場所にあるのが現状です。

火葬か土葬かは、ご家庭の実情に寄りますね。戸建ての住宅ならば、庭先に土葬もできますが、マンションやアパートではまず不可能です。

ですから、そういった環境にある方々のほとんどが火葬をしています。

遺体は土に返すということが自然の摂理と言えばその通りです。

何も火葬にする必要はありません。

どちらが正しいということもありませんので、大事なことはなくなった命を供養することのほうが非常に大事なことです。

はっきり申し上げますと、火葬でも土葬でもどちらでもよいということです。

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ペットの遺体を埋める場合の注意点

ペットの遺体は土葬の場合、埋葬すると土の中でバクテリアなどが分解してくれて時間とともに骨だけになります。通常の土葬の場合一年もたてば確実に白骨化します。仮に掘り出したとして骨以外の部分はほぼなくなっています。

でも、埋葬してもすぐに分解が始まるわけではないので、季節によっては分解は進みません。浅く埋めるほど外気の影響を受けますので、夏などは熱も影響して腐敗は進みます。ですから、早く分解していくでしょう。

ところが、あまりに浅く埋めると匂いもしますし、場合によっては自然界の動物が漁りに来るということもあります。

山里などは獣が下りてきていますので、庭先に埋めても夜中にかぎつけて掘り出してしまうことも実際あります。

土葬の際には、ご近所への配慮もありますから、少なくとも40~50㎝の深さの穴に土葬するほうが無難です。野生動物が夜間に徘徊するような地域では、臭いを嗅ぎつけて掘り出してしまうことは少なくないです。1m程度の穴を掘って埋葬するくらいが安心です。

多くの遺体を埋葬するわけではないので、石灰をまく必要はないでしょう。腐敗するわけですから、神経質な方は、石灰をまいてもいいかと思います。

でも、腐敗した泥を中和する目的で石灰をまきますが、遺体はそういう扱いにはしたくないと思いませんか。

大きな体の場合は埋めたときに掘り出した土が盛り上がっていることになりますが、時間とともに分解されて土は下がってきますので、だんだん土にかえることがわかると思います。

猫や小型犬以下であれば、土に埋葬するだけで後は土がちゃんと始末してくれます。大型犬の場合は穴を掘るなどの作業が大変なだけです。それ以外は何ら変わりありません。

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ペットの火葬をお願いする場合の注意点

ペット火葬を依頼する方のほとんどが骨を持ち帰り、自宅で供養するという形をとります。

業者によって火葬の仕方は大きく2つに分かれます。

トラックなどに火葬炉を積んである移動火葬車で火葬する

このメリットは自宅まで来てくれてその場で火葬する場合と、自宅前で火葬すると近所迷惑にもなるので、別の場所に移動して火葬して骨を届けてくれるという場合があります。

業者の火葬プランによりますが、通常は骨を入れる容器はなく、何か骨壺などの代わりのものを用意しておいてそこに入れてもらう形です。

とにかく、火葬だけやってもらえばよいという方や安価な料金で済ませたい方が利用している傾向です。

火葬設備のあるペット用の火葬施設で火葬する

火葬設備のあるペット葬儀業者は人と同じような形で火葬からセレモニーなどが可能です。

デメリットは住居の近くにはないので、そこまで出かけていかないといけないということですが、ほぼすべてのペットに対応している業者が多いので、県外からも訪れる人が結構います。

料金は移動火葬に比べて割高となりますが、人と同じように見送ることや待合室が完備されていたり、葬祭用のグッズが多く用意されたりしているので、その施設で供養の準備をすることができてしまいます。

確かに、葬祭用品などはちょっと高額ですが、人間のお葬式に比べたら、比べ物にならないくらい安いということです。

最も大きなメリットは、火葬の後にお骨拾いを遺族で行うことができることです。業者によっては骨の説明なども人さまと同様にしてくれます。丁寧に骨壺におさめ、祭壇などがある施設では、専属の僧侶がお経をあげて供養してくれます。

そんなことができるのが火葬施設のある業者の火葬です。

ペット火葬のあれこれと料金

土葬は一切お金はかかりませんし、自宅の庭先に遺体を埋葬することを市役所などに届ける必要はありません。しなければいけないということもありません。

火葬は火葬業者が火葬料として、商品として請求しますので、内容によって差がありますが、火葬の代金は10000円~50000円の範囲です。

ペット火葬の場合、なくなったペットの体重によって料金が決めてあることがほとんどです。

  • 1キロ未満…10000円
  • 5キロまで…15000円~25000円
  • 5キロ以上10キロまで…35000円前後
  • 15キロ以上20キロまで…45000円前後
  • 20キロ以上…50000円以上

最近のペットは大型のペットは少なく、愛玩犬や猫などがほとんどです。火葬料金も2万円から3万円程度が妥当な値段です。

人間と異なり、ペットは火葬後の供養にもその需要が増えてきていて、供養のための商品が多くあります。骨箱を包むカバーがおしゃれなものであったり、分骨用のネックレスやペットの形をした分骨入れなども非常に様々なものが用意されています。

また、通常お骨を入れる骨壺は陶器のものや桐の箱や紙の箱ですが、土に還りやすい特殊は素材でできた骨壺もあります。

ペットの供養が大事

亡くなってしまった後は、悲しみがしばらく続きますが、時間とともにその悲しみも薄らいでいきます。でも、思い出は永遠です。

人間と一緒に生きる時間はあっても、はるかに短い寿命で命を終えるペットたちは、私たちの心を和ませてくれたり、励ましてくれたりしたことは確かなことです。

私が勤めていたペット火葬施設では、納骨堂もあり、合同墓地もありました。

毎日、供養に来られる方もいましたし、合同墓地には、毎日新しいお花が供えらえれていました。

車でサッときて、お参りしてすぐに帰っていく方がほとんどですが、この時間をちゃんととって供養に来てくれていることが思いを寄せるということなんだと思いました。

きちんと供養して感謝の気持ちを持ち続けることがペットを飼ったものとしての役目だと思います。

まとめ

ペットが死んでしまったら、火葬するべきか土葬でもいいのかということについてお話ししました。火葬しなくてもいいし、土葬でも何の問題もありません。各家庭の実情で家族で話し合って決めればよいことだと思います。

法律上でも、死んでしまえばペットはごみとして処分してもよいことになっています。しかし、家族として一緒に生きてきたペットをごみと一緒に処分するなんてことはたぶん誰もしないと思います。

私はペット火葬で働いたことがありますが、車ではねられたのか近所で死んでいた犬を火葬してほしいと連れてこれらた方もいます。そして、合同墓地に埋葬されていきました。

ペットの火葬も土葬もその命を見送る方法としてどちらも変わりないと思います。

大事なことは人が寄せる思いですね。思いを寄せれば亡くなったペットは幸せだと思いたいです。

ペット死んだら埋めるか火葬か?土葬の注意点と火葬の料金や供養の仕方のお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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